2025年3月12日水曜日

私の仕事をバカにする無職の夫

一生懸命働いても認められない

夫は常々私を見下していた。

仕事に関してもそう。

別に夫に認めて欲しかった訳ではない。

生活するためには働かなければならないんだし。

自分たちが生きていく分の最低限の収入を確保するのは当然だと思っていた。

だからいつも必死で気にする余裕も無かったんだけど。

そんな私を見て夫はいつも

「誰にでもできる仕事なのに楽しいの?」

と言った。

本来ならここは怒るべきところなんだろうな、と思う。

でも私は『まあ、うちの夫なら言うだろうな』と考えていた。

専門職から一般職に移った時も、

「あ~あ、誰にでもできる仕事じゃ潰しがきかないのに」

とか、

「これでお前の価値が更に下がったな」

という感じだった。

直接的な言葉は使わないのだが、間接的に嫌味を言っていた。

今考えると専門職で続けていた方が良かったのかもしれないと思うこともある。

だけど、当時は仕方が無かった。

夫はまだ働いていてワンオペだったし、何かあっても全く頼れなかった。

ただ、辞めた後も結局ワンオペに変わりは無かったので、夫のことは関係なかったということになる。

そんな状況なのに、自分の気が向いた時だけお迎えに行ったりして・・・。

私が行ける時でも一緒について来ることもあり。

これまた非常に迷惑だった。

誰にでもできる仕事と言うけれど『絶対に辞めてはいけない』というプレッシャーがある。

夫はそのプレッシャーに耐えられないと言った。

自分は耐えられないのに私には耐えろと言うんだから、都合の良い話だ。


仕事探しにも様々な要求を突き付けられた

一度職を失った時、夫は私に様々な要求を突き付けた。

それは次の仕事の条件に関してだったのだが・・・。

夫の挙げる条件をクリアしていなければならないと言われても、実際にはとても厳しかった。

例えば収入は今まで以上に上がることが大前提。

家事も疎かにしないようにと念を押された。

更に福利厚生がしっかりしていて子育てにも寛容な会社が良い。

昇給もあって倒産するリスクが少ないところでないと安心できないと言われた。

挙げればキリがないのだが、私が応募をするたびに

「条件的にはクリアしてるのか」

と聞かれるのが憂鬱だった。

そんなに条件の良い会社だったらたくさんの人が集まってしまう。

その中から選んで欲しいなんて言えない。

夫は自分の安心のために私の応募先まで管理しようとしたが、私はそれを拒んだ。

いくつも応募したって返事が来るのはごく僅かだ。

だから、選り好みしていたらそれこそ無職期間が長引いてしまう。

そう説得して条件的に合わないところにもどんどん応募した。

そのたびにため息をついて、

「これからどうするんだか」

と嫌味を言った。

体が本調子ではないと言うから支えていこうと思っていたのに、嫌味を言う元気はある。

こんなことが続くと結構限界だった。

仕事をしていない夫にここまでコントロールされるなんて。

私の言うことなんてちっとも聞いてくれないし、子どもへの扱いも信じられないほどに酷かった。

こんな生活のどこに未練を感じていたのだろうか、と今なら思う。

この支配は転職後も続いた。

入ったばかりの頃は残ってでも覚えなければならないことがあるのに、それを許してもらえなかった。

定時後すぐに会社を出て電車に乗らなければならない。

乗る時には連絡を入れなければならない。

買い物は手早く済ませ、遅れそうな時には連絡を入れなければならない。

それらのルールは私を縛り付け、少しの自由も許されない生活は苦しかった。

私の仕事をバカにする無職の夫

一生懸命働いても認められない 夫は常々私を見下していた。 仕事に関してもそう。 別に夫に認めて欲しかった訳ではない。 生活するためには働かなければならないんだし。 自分たちが生きていく分の最低限の収入を確保するのは当然だと思っていた。 だからいつも必死で気にする余裕も無かったんだ...