2025年3月24日月曜日

賃貸契約の重み・・・義両親の反対と夫の無関心

なぜ義両親は反対したのか

せっかく良さそうな物件が見つかったのに義両親からは反対された。

これまであげた条件はクリアしていたし、治安も問題無かった。

それなのに、何やかやと理由をつけてもう少し考えるように促された。

そう言われても期限というものがある。

それ以上の物件が出てくる気もしなかったので私は説得を試みた。

悠長に構えていたらそれこそリミットを迎えて行く所が無くなってしまう。

義実家での同居のことも脳裏をかすめ、内心焦っていた。

確かに100%合致している物件ではない。

でも許容範囲であることは確かだったし、予算にもギリギリ収まっていた。

これ以上何を求めるというのか・・・。

あまりにも頑固に反対してくるので途中から話をすることも億劫になった。

でも、何度か不動産屋巡りに付き合ってくれた義両親の意見を無視することもできなかった。

どうしたら良いのだろうか。

考えるのは、毎日毎日家のことばかり。

仕事にも集中できないくらい気になっていたが、義両親が折れる気配は無かった。

こんなことをしているうちに他の人が決めてしまうかもしれない。

そんな不安も日に日に大きくなり、焦れば焦るほど空回りした。

それで、会社帰りに不動産屋さんに立ち寄って事情を説明した。

私は契約をしたいのだけれど、家族から反対されていると。

その時に担当営業さんに言われたのが、

「旦那さんは何ておっしゃってるんですか?」

だった。

そう言えば夫自身は意見をほとんど言っていなかった。

その代わりに義両親のことを立ててあげて欲しいというニュアンスのことばかり言っていた。

それってつまり、気に入っても義両親のOKが出なければ契約できないということ?

客観的に見ても、非常に面倒な状況になっていたことは否めない。

それにも関わらず担当営業さんは色々と相談に乗ってくれた。

話しているうちに、私はふと思った。

契約をするのは私なんだから、このまま決めてしまっても良いのではないか、と。

一番最初に見せた時、夫はその部屋事体は気に入っていると言っていた。

そこに住む人が気に入っていると言うのなら、その気持ちを優先すべきでは。

そう考え、思い切って契約を進めることにした。

そうでもしなければ決められなかった。


部屋の契約を結ぶと報告

『見つけた部屋を契約する』と夫や義両親に告げた。

案の定、義両親は反対した。

そんな義両親を見た夫は

「もう少し話し合ってからにしろよ」

と私に再考を求めた。

そんなこと言ったって、話し合う意味なんて無いではないか。

きっといくら時間があってもOKを貰えることはない。

義両親はタイムリミットが来るのを待っていて、そのために反対しているのだと思った。

『これ以上待っていたら引っ越しの日が来てしまう』という言葉も通用しない。

だって、その方が好都合なんだから。

期限が迫ってきたらお義父さんは義実家への引っ越しを提案するに違いない。

その時に他の選択肢が無ければそうせざるを得ない。

私は何としてでも見つけてきた部屋を契約したかった。

それで、もう不動産屋さんとは話がついていると説明した。

これに怒った義両親はしばらく顔を見せなくなった。

ほとぼりが冷めたらまたせっせとやって来ていたが・・・。

夫は義両親を怒らせた私を許せず、当時は針の筵だった。

それでも、義実家に引っ越すよりはマシだと思ったので頑張れた。

ここを乗り切ることができればあとは上手く行く。

そう思って契約に臨んだ。

それにしても、自分の名義で部屋を借りるというのはとても緊張するものだ。

これまでに自分の名義で契約したのは一人暮らしの時の一度きり。

あの時とは状況が違う。

家族のことまで背負っているのだ。

両肩にずっしりと責任がのしかかっているような気がして、ちょっとだけ心が重くなった。

夫がそういう気持ちを理解してくれる人だったら良かったのだけれど。

私の不安な気持ちには全く興味が無いようだった。

肝心なところで無関心だった夫。

何かあっても寄り添ってくれることもない。

そんな人に対して日々気遣う自分がばからしく思えた。

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