2026年10月14日水曜日

領収書を見せるまで信じない夫

夏休みの予定まで疑われて

子どもの夏休みの予定を

夫に報告した。


部活にしっかりと行き、

夏期講習にも通う。


そう伝えた。


後手後手に回れば、

逃げられなくなる。


そう思い、急いだ。


聞いた瞬間の反応は

想像通り。


やはり、激怒していた。


怒ることは分かっていた。

だから、伝える時には

身構えていたのだが……。


なんと夫は、

『私が嘘を言っている』

と疑ってかかった。


部活に行く、というのは信じたみたい。

でも、夏期講習は嘘だろう、と。


なぜ疑われるのか分からない。


それでも、納得してもらうために、

詳細な内容まで伝える羽目になった。


正直言って、面倒くさい。


その間も圧をかけてくるので、

恐怖に怯えながらの説明になる。


それでも、これさえ乗り切れば

無事に夏休みを過ごせる。


そう信じて、耐えた。


それなのに、

まったく信じてくれない。


この人は、

子どもががんばること自体を

否定したいのだろうか。


それとも、

子どもが努力するはずがないと

決めつけているのだろうか。


小学生の頃に離れてから数年間。

夫は、その間のことを

ほとんど知らない。


下がり切った自己肯定感を

何とか浮上させて、

少しだけ自分を認められるようになった。


そんな変化も知らず、

虐げられ続けた頃の印象のまま

子どもを見ているのだろう。


証拠を見せても、労わることはない

結局、納得させるために

領収書を見せることになった。


「俺たちはまだ家族だ」


そう言う割に、

まったく信用していない。


それどころか、

こちらの言うことを全て疑い、

勝手に激怒する。


そんな悲しいやり取りにも、

少しだけ慣れてしまった。


ただ、

慣れるのと恐怖を感じなくなるのとは

また別問題だ。


詰め寄られるたびに怖いし、

逃げ出したくなる。


この時は、『領収書』の一言で

少しだけトーンダウンしたので、

ほっとした。


確固たる証拠を出されたら、

さすがに納得せざるを得ない。


そう考えての行動は、

見事的中した。


「支払期限はいつだ」


と聞くので、


「間もなくなんだけど、

まだお金を用意できていない」


と答えると、

少し馬鹿にしたような口調で言った。


「そういう金は早めに払えよ。

常識だろ」


ぎりぎりのやり繰りをしていることを、

夫も、もちろん知っている。


それなのに、

優しい言葉の一つもかけず、

いつも私の粗探しをする。


払って欲しいわけではなかった。


ただ、少しくらい

労わる言葉があってもいいのではないか。


そんな期待さえ、

持ってはいけないのだろうか。


そういうところにも、

私は失望した。


そして、

失望するたびに、

心の距離を感じた。

2026年10月13日火曜日

子どもを守るための夏休み計画

部活で守りたかったもの

忙しく過ごすこと。


それが、

唯一の解決策のように思えた。


子どもと過ごしたいと言う夫の要求を、

強く突っぱねることができない。


そんなことをしたら、

もっと圧が強まり、

日常生活にも支障をきたす。


いつも、

そんな不安を抱えていた。


弱気のように思えるかもしれない。


でも、私にとっては

身を守るための術だった。


ただ拒めばいい、という話ではない。

夫の圧が強まれば、

その影響を受けるのは私たちの日常だ。


でも、夏休みの件は

穏便に済ませるだけでは

子どもを守り切れない。


そう判断して、

私なりに計画を練った。


まずは、部活。


運動部以外は認めない夫に抗い、

子どもは自分のやりたいことを選んだ。


それ自体が、

我が家では本当にすごいことだった。


抗うというのは、

自分の身を危険にさらす行為でもある。


それでも、子どもは諦めなかった。

諦めずに戦った。


そうしてやっと手に入れた部活の時間。

夏休みにも、休まず通わせたかった。


理由はいくつかある。


1年生用の大会のようなものがあり、

子どももそれに向けてがんばっていた。


良い結果が出なくても、

「頑張ったよ」

と言える状況を作ってあげたい。


また、

慣れない部活に早くなじませたい。

仲の良い友達を作って欲しい。


そんな願いもあった。


過去のブログにも書いたが、

一緒に暮らしている頃、

ことごとく友人関係を邪魔されてきた。


遊ぶ約束をしてきても、


「パパが体調悪いのに、

遊びに行くの?」


そう言って、止めようとする。


玄関口に来たお友達に、

直接何か言うこともあった。


子どもだって、

大の大人に面と向かって嫌味を言われたら

怖かったのではないだろうか。


そんなことが重なり、

段々と誰とも遊ばなくなった。


夫と離れた後、

少しずつ昔の友人たちとの交流が復活し、

本来の明るさを取り戻していった子ども。


その姿を見てきたからこそ、

もっともっと自由にして欲しかった。


もう、夫の顔色をうかがうことなく、

自分の好きなことを楽しんで欲しい。


それが私の願いだった。


部活だけでは、

空き時間が出来てしまう。


だから、塾の夏期講習にも

通わせようと決めた。


夏期講習代の捻出

塾の夏期講習というのは、

とても高い。


通常の何倍もするから、

費用の捻出が問題だった。


教えてもらう時間も長いから

仕方がないのだけれど。


それにしたって、

急に払える額ではない。


夏期講習を決めたのが

夏休みの1か月半前くらいで、

時間がなかった、というのもある。


とにかく焦った。


色んな所からお金をかき集め、

急遽、超節約生活に突入した。


ここだけの話。


この頃の私は、お昼抜きだった。


昼休憩の時間になると、

外に出た。


社内にいて食べないと、

何となく周りの目が気になってしまって。


だから、外に出て散歩をした。


職場は割と良い立地にあり、

散歩もしやすかった。


外の風にあたり、

清々しい気持ちで歩いていると、

ストレス発散にもなった。


そんな風に切り詰めて、

ぎりぎりまで用意した。


それでも、まだ足りない。


仕方なく、

将来のための貯金から

少し借りることにした。

2026年10月12日月曜日

夏休みが来るのが怖い

高校は俺の行かせたい所に

子どもは、進学した中学で

それなりに楽しく過ごしていた。


勉強も部活も、

本人なりに努力して

前に進もうとしている。


そんな風に見えた。


私は応援することしかできない。


疲れていそうな時には

甘いものを用意したり、

気分転換に外に連れ出したりもした。


そうやって、

私たちなりのペースで

奮闘していたのだが。


そんな現状を

快く思わない人物がいた。


夫だ。


夫の前で、不満なんて漏らしたことはない。


困っていると相談したこともなく、

何か問題があると伝えたこともない。


それなのに、

夫はいったい何が気に入らないのか。


今になって考えても分からない。


だが、とにかく夫は

文句を言い続けていた。


「だから公立は嫌だったんだ」


そう言って、さらに、


「高校は俺の行かせたい所にするから、

お前は口を出すな」


と釘を刺された。


……何なの?


何をそんなにいきり立っているのか、

全く理解できない。


子どもは自分なりに頑張っている。


それなのに、

どうして夫の思い通りでなければ

いけないのだろう。


この時、私が心配していたのは

子どもの進路だった。


夫が進路を勝手に決め、

子どもの希望を無視してしまうのではないか。


そんなことにならないように、

できるだけ子どもから遠ざけたい。


ただ、それだけを願っていた。


義実家に行くのは決定事項

あっという間に夏休みが近づき、

夫はある画策を始めた。


突然訪問してきては、子どもに


「夏休みの間、

おじいちゃん家に行こう」


と誘う。


義実家に連れて行こうとすること自体、

困惑した。


それだけではない。


塾から帰ってくる時間を狙うため、

かなり遅い訪問になることもあった。


そんな時間に突然来られるのも、

本当に困る。


でも、面と向かってしまうと

笑顔まで浮かべて対応してしまう。


引きつった笑顔だったとは思うが。


嫌なのに、嫌だと言えない。


弱い私は、

夫を強く拒むことができなかった。


夫は、そんな私の態度を

都合よく解釈したのだろう。


「ママもその間、楽になるし」


まるで私も賛成しているかのように

話を進める。


違う。


私は賛成なんてしていない。


でも、はっきり拒むこともできない。


そんな自分が情けなかった。


それでも、

子どものことだけは守らなければならない。


それだけは、譲れない。


必死に頭をフル回転させて、

『義実家に行けない理由』

を探した。


夏休みには、

部活があるから。


まずは、その理由を挙げてみた。


すると夫は、


「1年なんて、まだ戦力外だろ」


と、あっさり切り捨てた。


「休んでたら、

行きづらくなるんじゃない?」


そう伝えてみても、


「そんなの、おかしいだろ。

もし何か言ってきたら、

俺が学校と上級生に言ってやる!」


と息巻いた。


……本当にやめてほしい。


そんなことをされたら、

余計にこじれるではないか。


子どものために考えているのに、

夫はいつだって自分の考えを押し通そうとする。


こちらが何を言っても、

聞く耳を持たない。


夫の中では、

子どもが夏休みに義実家へ行くことは

もう決定事項のようだった。


いつだって、そうだ。


私たちが拒んだところで、

夫の考えが変わることはない。


夫や義両親の意見を優先し、

全てを思い通りにしようとする。


私たちの気持ちなんて、

最初から考えていないのだろう。


夏休みへのカウントダウンが始まった。


他の子たちは

夏休みを楽しみにしている。


なのに、うちの子だけは違った。


「パパ、どっかに行ってくれないかな」


ぽつりと、そう言った。

2026年10月11日日曜日

友達まで支配したい夫

子どもの友達に難癖をつける

中学校に入り、

子どもに新しい友達ができた。


とても気が合うみたいで、

試験勉強や部活が休みの日も

一緒に過ごしていた。


夫から連絡が来た時、

あまり話題もなくて

何となくその話をした。


微笑ましいエピソードとして。


でも、夫の反応は違った。


明らかに不機嫌になり、


「友達は選ばせろよ!

私立と違って、

どんな奴が潜り込んでるか

分からねーんだから!」


と、いきなり怒鳴った。


……は?


本当に訳が分からない。


ただ、子どもに友達ができて

仲良く過ごしているという話をしただけ。


まさか、こんなことで

怒鳴られるなんて思いもしなかった。


私も会って話したことがあり、

とても良い子だと感じていた。


それを伝えたにも関わらず、だ。


「見る目の無いお前に言われても

全然説得力が無い」


のだそうだ。


何を言っても否定される。


私の感じたことなんて、

最初から聞く気もないのだろう。


その勢いのまま

「子どもに代われ」

と言うものだから、

当然、拒否した。


すると今度は、


「じゃあ、お前から言っとけ。

そいつには何か嫌な雰囲気を感じる。

嫌な予感がする」


と難癖をつける。


嫌な予感って、何?


何の根拠もないのに、

自分が気に入らないというだけで

子どもの友達を否定する。


子どもの交友関係にまで

口を出す夫が

本当に嫌だった。


そんなことを言われても、

子どもに言えるはずがない。


せっかく仲良くなった友達を、

父親の勝手な思い込みで

遠ざけるなんて。


夫には曖昧な返事をして、

話題を変えた。


私と同じ思いはさせたくない

話題を変えた後も、

夫はしつこかった。


「その子は、

どの程度の成績なんだ」


よその子の成績なんて

知るはずもないし、

知っていたとしても

私が言える立場ではない。


やんわりと

そういう話題はやめてほしいと伝えたが、

一向にやめなかった。


というより、

聞き出すまでは諦めない。


そんな感じだった。


「子どもにそんなことを聞いたら

軽蔑されると思うよ」


そう言ってけん制しても、


「子どもが未成年のうちは、

交友関係も管理した方が良いんだ」


などと言う。


管理って……。


友達まで親が選ぶの?


子ども自身が仲良くなって、

一緒に過ごしたいと思っている相手なのに。


結局、最後まで

その話ばかりだった。


では、どんな友達なら

夫は納得するのだろう。


それとなく聞いてみたら、

返ってきたのは

自分の友達自慢だった。


……そっちは良いんだ。


その自慢している友達にも、

かなり非常識な人たちがいる。


一方的な見方から

攻撃してくる人もいる。


私から見たら、

真っ先に避けたい相手だ。


それなのに、

自分の友達は良くて、

子どもの友達には難癖をつける。


いったい、何様なんだろう。


でも、そんなことを言えば

きっと腹を立てて攻撃的になる。


だから、言えない。


こういう時はいつも、

お腹の中で夫に悪態をつく。


口に出せば何をされるか分からないから、

心の中で文句を言うしかない。


そんな自分にも嫌気が差し、

「あー、こんな自分、嫌だな」

と、いつも思う。


子どもは、何となくだけど

友達のことを良く思われていないと

気づいていたようだ。


それでも変わらず、

それまで通りの付き合いを続けた。


そう、それで良いんだよ。


親だからって、

何でも言うことを聞く必要なんてない。


自分の友達くらい、

自分で決めて良いんだよ。


言いなりになる必要なんてない。


言いなりになった結果、

私は友人と疎遠になり、

誰にも相談できなくなった。

2026年10月10日土曜日

やっぱり同居の話

俺の母校に

中学校に入学したばかりの頃。


もちろん、まだ

高校受験のことなど

考えてもいない。


それなのに夫は、

「俺の母校を受験しろ」

と繰り返した。


自分の母校に誇りを持つのは

良いことだと思う。


でも、それを

人に押し付けないで欲しい。


子どもには子どもの

意見があるのだから。


私はそのたびに

「まだ早い」

とけん制した。


穏やかに言ったくらいでは、

意にも介さず

しつこく押し付けてくる人だ。


この時も、

『またか』とうんざりするくらい

何度も何度も聞かされた。


子どもはいつも

「まだ、わかんない」

と曖昧な返事をする。


すると夫は、

拒まれたとも思わずに、


「そうだよな。まだ決められないよな」


などと言いながら、

母校の良いところを並べ立てた。


言われたことを

空で言えるほどに

聞かされ続けた私たち。


何度も何度も聞かされるうちに、

最初は何とも思っていなかった母校にまで、

嫌な感情を抱くようになった。


夫のせいで、

好きでも嫌いでもなかったものまで

嫌になっていく。


そんなことにも、

うんざりしていた。


結局、同居の話

「おじいちゃんも、おばあちゃんも、

〇〇高校に行ってくれたら嬉しいって」


そう言われて、ふと気づいた。


その高校へは、

我が家からでは遠すぎる。


通えないことはないだろうが、

毎日早朝に家を出て、

通学だけでも疲れてしまうだろう。


そもそも、受験できるの?


そんなことを考え始めたら、

色々と気になってしまい、

ある時、夫にその疑問をぶつけた。


そのことで、

すっかり忘れていた問題を

思い出した。


小学校卒業が見えてきた時も、

同居して欲しい夫と義両親、

そして私で揉めに揉めた。


何とか回避し、

家から近い中学校に入学して、

すっかり頭から抜け落ちていた。


だけど、その間も

彼らは諦めていなかったようだ。


「高校に入学するタイミングで」


確かに、そう言われていた。


でも私は、

それはあくまで希望であり、

『そうなったら良いな』

程度の話だと思っていた。


夫の発言で、

『あの計画がまだ続いていたんだ』

と気づき、ぞっとした。


もう終わった話だと思っていた。


なのに、

終わってなんかいなかった。


同居は困る、なんていう

ふんわりした話ではない。


万が一同居してしまったら、

私たちの人生は詰む。


子どもは将来、

自由に羽ばたける時が来る。


でも、それまでが地獄だ。


私は永遠に檻の中。


そうなる未来が分かっているのに、

受け入れることはできない。


そんな経緯もあり、

早い段階で、

どのあたりの高校にするかを

子どもとこっそり話し合った。


洗脳がだいぶ解けていたから、

夫の提案を鵜呑みにせず、

自分たちの頭で

考えることができたのだと思う。


考えて、悩んで、考えて。


危険を回避するための

道を探し続けた。

2026年10月9日金曜日

お金のこと―母子家庭の生活

やりくりに頭を悩ませる日々

その頃、籍は入っていたが、

実質は母子家庭。


夫からのサポートも無いし、

公的な支援も受けられない。


離婚届を出せば、

母子扶養手当なども

貰えるんだろうけど。


でも、私にとっては

それ以上に大切なものがあった。


夫との生活に戻らず、

子どもと二人で暮らすこと。


お金はもちろん大事だし、

「もう少しあれば」

と思うことも少なくない。


それでも、経済的に厳しくても

夫との生活に戻るよりは

ずっとマシだった。


そもそも、

夫も無職の期間が多く、

一緒に住んだとしても

経済的に潤う可能性は低い。


だったら、

離れてストレスフリーに暮らした方が

よほど良い。


二人の生活は幸せで、

安心できて、

満たされていた。


だからこそ、

何としてでも守りたかった。


問題は、

やはり日々の生活のことだった。


やりくりに頭を悩ませながら、

試行錯誤を繰り返した。


一番大きいのは家賃で、

その次が食費。


食費も努力次第では

少し削れるけど、

大した差は出ない。


元々かなり倹約してるからね。


水道光熱費は、

一人暮らしの人よりも少ないくらい。


携帯も月々千円台の利用料だし、

塾は必要最低限のコースにした。


削れるところは、

もう十分に削っていた。


それでも、毎月の生活は

決して楽ではなかった。


そんな私たちを見ても、

夫は他人事だった。


他人事で良いから、

本当に他人になってください。


いつも、そう思っていた。


副業を考えたことも

足りない分を補うには、

他からも収入を得るのが

手っ取り早い。


幸い、うちの会社は

副業OKとされている。


実際に、

副業している社員もいる。


だから、私も

副業を考えたことがあった。


でもね、

不在の時に夫が家に

押しかけてくるのが怖かった。


子どもはきっと、

怖いから追い返せない。


ドアを開けなくても、

ずっと外に居座られたら

恐怖で何も考えられなくなる。


夫が副業のことを知ったら、

どんな行動に出るかも

考えてしまった。


「余裕があるんだろ?」

と支払いを回される可能性や、


「心置きなく2つの仕事をするには

同居した方が良い」

と、再び同居の件を蒸し返す可能性。


せっかく離れて暮らしているのに、

また夫に生活を握られる。


そんな未来ばかりが

頭に浮かんだ。


悪い想像ばかりしてしまう。


それで、

行動に移せなかった。


毎月、給料日から10日も過ぎれば

残金が心許なくなり、

支払いが発生するたび不安に。


このままで大丈夫なのかな。


そう思うこともあった。


それでも、

夫のもとに戻ることだけは

考えられなかった。


そんなとき、

いつも『大丈夫』と

自分に言い聞かせた。


大丈夫。

大丈夫。


あれを乗り越えてきたんだから。


私たちは、きっと

大丈夫。


その言葉をお守りのように

何度も心の中でつぶやいた。

2026年10月8日木曜日

癒しの時間まで奪われて

夫を納得させた提案

「俺が家庭教師をする」


そんな恐怖の宣告を受けて、

内心、とても慌てた。


子どもと夫が

二人で過ごすなんて、

絶対にだめだ。


たとえ夫が反省しても、

未来永劫、許してはいけない。


焦った私は、

どうすれば回避できるかを考えた。


そして、ひとつの答えに辿り着いた。


塾に通うこと。


この時の子どもの反応は――


実は、とても喜んだ。


元々、本人が希望していたから。

堂々と通えるようになることが、

よほど嬉しかったようだ。


「これからは、

こそこそ行かずに済むね」


そう言ってくれたので、

私もほっとした。


ただ一つだけ、

気になることがあった。


家計状況を

夫に詳しく開示してしまった。


これは失敗だった。


ちょっとずつ浮かせたお金で、

週末、二人でお出かけをしていたのに。


それもできなくなりそうだった。


束の間の癒しだったし、

その時間があったから

頑張れたというのもある。


それが急に無くなるなんて。


戸惑いと、

残念な気持ちと。


なかなか諦めがつかなかった。


癒しの時間を求めて

「これからは、

遊びに行けないのか……」


子どもがポツリと言った。


こんなことを

言わせてしまうなんて、

本当に最低だ。


責める意図がないことも、

分かっていた。


ただただ「残念」という気持ちが

こちらにも伝わってきて、

思わず、


「どうにかならないかなー」


と呟いた。


それから私たちは、

毎週末を家で過ごした。


たまにできる贅沢は、

せいぜいスーパーで

デザートを買うくらい。


ある時、子どもが言った。


「もっとご飯も少なくて良いから、

時々は出かけようよ」


バカなことを言ってはいけない。


育ち盛りなのだから。

ご飯はモリモリ食べなければ。


そう伝えたが、


「じゃあ、外食しなくても良いから

ぶらぶらしに行こうよ」


と言われた。


私たちには、

癒しの時間が必要だった。


外に出て、

自由な空気を吸い、

心身をリフレッシュする。


そんな時間を求めて、

こっそり家計を見直した。

領収書を見せるまで信じない夫

夏休みの予定まで疑われて 子どもの夏休みの予定を 夫に報告した。 部活にしっかりと行き、 夏期講習にも通う。 そう伝えた。 後手後手に回れば、 逃げられなくなる。 そう思い、急いだ。 聞いた瞬間の反応は 想像通り。 やはり、激怒していた。 怒ることは分かっていた。 だから、伝える...