2025年3月31日月曜日

義両親からの手紙はちょっぴり切ない

『孫に会いたい』という気持ちが溢れていて・・・

時々、義両親から手紙が届く。

ハガキのこともある。

そこに共通しているのは『孫に会いたい』という気持ちだ。

文章からにじみ出ていて、それを無視することができない。

気づかないフリをしても、その思いが容易に想像できてしまう。

たった一人の孫だから、本当は会いたいんだろうなということは分かっている。

分かっているくせに疎遠にし続けることは『悪』なのだろうか。

近頃そんなことばかり考えている。

義両親だってもう若くない。

このまま疎遠にし続けて二度と会うことができなくなったら・・・。

その時後悔しないと言える自信がない。

子どもも『会いたかった』と思うかもしれない。

どうにもならないことを考え続け、だけど思考は堂々巡りで。

段々と疲れてきてしまった。

『いつか会える日を楽しみにしています』

特にこの言葉が私の心に棘のように刺さってチクチクとした痛みをもたらしている。

そう書かざるを得ない義両親にはどんなに望んでも二度と手に入らないものがある。

それは、孫との普通の生活だ。

離婚する前は家に来るたびに子どもと遊んで買い物にも一緒に行った。

小さい頃は泊りにも行った。

幼い子どもにご飯を食べさせているお義父さんやお義母さんは、とても幸せそうだった。

『可愛いねぇ』と目を細めて言っていた姿を思い出す。

それが、離婚を機に全く会えなくなって、これからもずっと会えないかもしれないなんて。

私だったら絶望するだろうな、と思った。

だから、手紙を無視し続けることに罪悪感をおぼえてしまう。

かと言って会わせてあげることもできず、未だに夫の存在に怯えている。

どうしてこうなっちゃったのかな。

もし夫があんな人でなければ、きっと義両親ともそれなりに上手くやっていた。

そうしたら子どもとも交流し続けて、幸せな老後を送れたに違いない。

こういうのでタラレバは無いけれど、ふとそんなことを考えてしまう。


夫からの不満

離婚が決まった後、夫から

「お前はうちの両親のことも不幸にしたんだよ」

と言われた。

当時は夫への恐怖心が大きくて、そんな言葉にもまともに反応できなかった。

ただ言われた言葉をそのままのみこみ、『そうなんだ・・・』と思った。

私が何も言わないからか、夫は追い打ちをかけるように

「俺に気づかれないように毎日こっそり(子ども)の動画なんか見ちゃってさ・・・」

と言った。

イベントなどで撮ったものを義両親にも渡していた。

だから、義実家にはいくつもの動画があった。

ある時、トイレに起きて階下に行ったら自分の部屋でお義父さんが動画を見ていたそうだ。

夜遅くに真っ暗な部屋で動画を見ている後ろ姿を見た夫は『声を掛けられなかった』と言っていた。

そこに自分の責任を感じていない所が夫らしい。

離婚することになったのは自分にも責任があるのに。

まるで全責任が私にあると言われているようだった。

それには反論したい気持ちもあったが、義両親に関しては本当に申し訳なく思った。

子どもはどんどん大きくなる。

その成長を一緒に見守ってもらえたら良かったのに。

それもできなくなってしまった。

今はもう、大きくなった姿を想像しながら過去の動画を見るしかないのだろう。

どんな風になっているかな?と想像しながら・・・。

いつか状況が変わり夫への恐怖心も無くなって会える日が来たら。

その時は義両親と子どもを会わせてあげたい、という気持ちもある。

それが叶うまで元気で居て欲しい。

私は決して義両親のことを嫌ったり憎んだりしていたわけではない。

時には分かってもらえなくて悔しい思いもしたけれど。

それは本気でぶつかってお互いの主張を言い合っただけ。

家族だからそれで良いんだと思ってた。

でも、離れてみて義理の実家との関係というのは脆くて難しいものなんだなと実感した。

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