2025年3月7日金曜日

ちょっと具合が悪くなると大げさにアピールする夫

夫は自分の体調に対して敏感だった

少しでも体調を崩すと夫は大げさに騒いだ。

そのアピールが凄くて、げんなりすることもあった。

朝から何度も熱を計り、

「あー、やっぱりちょっと熱出てきたわ」

と言うので見てみたら37度。

普段体温の低い人だったら確かに微熱かもしれない。

でも、あなたは普段から36度台後半ではないか。

ほんの2~3分なんて状況次第でいつでも変わるだろうに。

そう思ったけど、夫にとっては一大事だったようで大げさに騒いでいた。

何度も同じことが起きると私だって親身にはなれなくなる。

半ば呆れた気持ちで聞いてしまうようになる。

それで、ついつい反応も薄くなった。

そうすると、夫は『心配もしてくれないなんて冷たすぎる!』と不満を爆発させた。

そもそも、いつも騒ぐ割にはどうってことなくてすぐに治る。

気のせいだったということも多々ある。

そんな状況なので真面目に対応するのが馬鹿らしいと思ってしまった。

大抵は具合が悪いと言いつつもお昼ごろになると全快して元気に動き回るんだよね。

何ていうか・・・。

自分の体調に敏感過ぎるのよ。

それだけ気を付けてる証拠なのかもしれないけれど。

私からしたら非常に迷惑な話だった。

これが何か体に不安なことがあって、というのならまだ分かる。

そうすると他のことにまで目が行ってしまうから。

でも、夫の場合は多少の自律神経の不調は抱えていても家では元気だった。

少なくとも私たちに怒鳴り散らすくらいの元気はあった。

だから、心の中では『あー、はいはい。いつものね』と聞いていた。

ただ、それを本人に悟られると面倒なので口では

「大丈夫?ゆっくりしてた方が良いよ」

と声を掛けた。


家族の体調不良には不機嫌に

自分の体調が悪くなると騒ぐくせに、家族が風邪を引いたりすると途端に不機嫌になった。

子どもが熱を出した時などは、

「いつまでグズグズしてるつもりだ!」

と信じられないような暴言を吐いた。

まだ熱もあったのに信じられない。

自分なんてほんの少し熱が出ても大騒ぎするくせに。

私が高熱を出した時もとても大変だった。

病院に行ってインフルエンザではないことは確認されていた。

ただ、そうは言っても39度を超えるほどの高熱。

歩くのもしんどかったので、

「保育園のお迎えをお願いできないかな」

と言ってみたら、物凄く面倒くさそうにされて、

「えー、行けないの?」

と言われ、

「いつも結構な熱が出ても動けてるじゃん」

と良い返事は貰えなかった。

これは何としてでも自分で行けということだ。

仕方がないので、マスクをして完全防備でお迎えに向かった。

道中足元はフラつくし、熱が更に上がっているのか寒気はするしで散々だった。

やっとの思いでお迎えを済ませ、帰宅した後。

もう体がしんどくてすぐに横になりたかった。

「申し訳ないんだけど、ご飯作って子どもにも食べさせてもらえる?」

とお願いしたのだが、この時も却下された。

お迎えに行けたんだからご飯くらい作れるだろう、と。

こんな風に優しさの欠片も持ち合わせていない夫なのに、私は見捨てることができなかった。

見捨ててしまったら生きていけないのではないかと思ったからだ。

だけど一方で、私たちにも優しくしてくれるようになれば良いなと願った。

その願いは結局叶わなかったのだけれど。

当時は気づけなかった夫の策略

貯蓄用口座を作ろう!という提案 結婚が決まり、新生活の準備に追われていた頃。 夫から、 「貯蓄用口座を作って、そこに入れるようにしよう」 という提案があった。 当時は特に怪しむことも無かった。 賢い夫の言うことだから従っていれば間違いないだろう、と思ったのだ。 いつもはなかなか動...