2024年10月9日水曜日

モラハラ夫と義両親から同居の決断を迫られる

「同居以外の選択肢はあるのか?!」と詰め寄る夫

義実家に同居するのが当たり前だと考えていた義両親。

夫ももちろん同意見だった。

だけど、だいぶ古くなった家で部屋数も足らず・・・。

今よりももっと狭いスペースで生活することになるのは確定事項。

しかも、老朽化が原因なのか家の土台にガタが来ているのか。

ビー玉を置くと転がるくらいの傾きがあった。

私は元来臆病なので、そんなにガタがきている家に住むなんて怖くてたまらない。

夫は子どものころから住んでいた家だから何とも思わないのだろうけど。

昔の綺麗だった頃のイメージがある夫とは根本的に違うのだ。

その頃を知らない者にとっては、リフォームせずに住めるとは到底思えない状態だった。

話し合いの間、ずっと三人から説得をされ続けて、その圧に屈しそうになることもあった。

彼らの考えていることは手に取るように分かる。

私さえ『うん』と言えばみんなで楽しく暮らせるのに・・・。

頑固な嫁のせいで丸く収まる物も収まらない。

一体いつになったら首を縦に振るのか。

そんな風に考えていたんだろうなぁと思う。

それが分かっていても、やはり『同居します』とは言えなかった。

きっとOKをしたら、その後はとんとん拍子に決まるだろう。

立ち止まって考える間もなくどんどん事態は動くに違いない。

同居の説得は毎回という訳ではなかった。

でも、断り続ければ諦めるという感じでもなく、定期的にそのタイミングがやってきていた。

だから、そろそろかな?という頃になると、とても憂鬱だった。


家賃が浮くよ、というアピール

同居をしたら何か良いことがあるのか?

無いとは思うけど、真剣に考えてみたことがある。

夫や義両親が言うには、家賃が浮くことが最大のメリットだと言う。

確かに家賃は掛からないだろうけど、生活費はどうするの。

その分、生活費を多く入れると言い出しそうだな、夫のことだから。

子どもが学校から帰った時に留守番するようなこともないから安心だとも言われた。

これは核家族あるあるだと思うのだが、両親が共働きだと子どもは鍵っ子になる。

でも、夫よ。

あなたは働いてないじゃないか。

もっとも、夫は子どもと二人の時に痛めつけるので全く信頼はしていなかったのだけれど。

二人きりにするのが怖くて怖くて。

毎日定時の鐘が鳴ったらダッシュで家に帰っていた。

運悪く定時直前に仕事を割り振られた時には本気でその相手を嫌いになりそうになった。

だって、遅くなったらその分子どもが虐待される確率が高くなるから。

他にも、お年寄りが居た方が優しい子になるとも言われた。

もうこの辺になると『へーそうですか』という感想しか出てこない。

義両親共にかなりクセの強いタイプだったので、子どもには真似して欲しくないなぁと思うことが多々あった。

しかも、二人とも気が強くてキツいと感じることが少なくなかった。

更に言うと、夫が義両親の発言にイライラした時に怒りの矛先を子どもに向けることがあったので、それも嫌だった。

冗談じゃない。

子どもはサンドバックじゃないんだよ。

そんなことも分からない人が、『親として子どもの環境を~』とか言うのだから。

笑ってしまう。


「建て替え、よろしくね」って言われても・・・

家にガタが来ていることは実はみんな分かっていた。

分かっていて同居を進めようとしたのだ。

OKをしていたら、タイミングが良いからとか何とか言って建て替えをさっさと計画しただろう。

これは私のネガティブな妄想などではない。

現に、まだ決まってもいないうちから「建て替え、よろしく~」と言われた。

正直、驚いた。

拒絶している相手に、そんなことよく言えるなとも思ったが。

きっとごり押しすれば何とかなると考えていたに違いない。

正社員と言ってもバリバリのキャリアウーマンでもなければ専門職でもない。

一般職の私が、家族五人が暮らす家を建て替えるですって?

そもそもローンが組めると思っているのだろうか。

義父は退職して年金暮らし。

義母はずっと専業主婦で年金暮らし。

夫無職。

私だけが働いているという状況。

夫には多少なりとも貯金があったが、それは使うつもりはないみたいだった。

同居の件は考えれば考えるほど恐ろしくて、ずっと逃げ回り続けた。

直接対峙したら押し切られそうで怖かったから。

その気配を察知したらなるべく会わないようにしたりして。

その甲斐あって最後まで逃げ切れたけれど・・・。

万が一受け入れてしまったら、今頃住んでも居ない義実家のローンを払わされ続けていたかもしれない。

それはオカシイ!と思うだろうけど、彼らには常識など通用しないのだ。

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