2025年5月31日土曜日

夫の再就職宣言から、何だか話がおかしな方向へ・・・

義両親からのメッセージに戸惑い

夫が再就職宣言をした数日後。

職場のお昼休みに突然携帯が鳴った。

お義父さんからだった。

どうせろくな用事ではないだろう。

そう思って出るのを躊躇ったが、後々面倒なことになるのも嫌なのでやっぱり出ることにした。

普段、勤務中は夫関連のことを極力考えないようにしている。

思い出してしまうと心がかき乱されるからだ。

出てみると、案の定どうでも良い話だった。

「(夫)が仕事するって言うんだけど、聞いてる?」

例の話か・・・と思いながら時々相槌を打ちつつ聞き流した。

「あいつなりに色々考えてるみたいだから。その辺汲んでやってよ」

と言うので、

「そうですね・・・」

と曖昧に返事。

休憩モードで思考もすっかりオフになっているのだから、こんなどうでも良いことを聞きたくないと思ってしまった。

私が適当に返事をしているのが声やトーンから分かったのか、お義父さんはやや語気を強めながら、

「何で仕事をするって言い始めたか分かってるの?」

と急に詰め寄ってきた。

そんなこと言われたって困ってしまう。

そんなの、本当のところは本人しか分からないだろうに。

返事できないでいると、更にヒートアップしたお義父さんが、

「元に戻りたいって気持ちがあるんでしょーよ!」

と言った。

その言葉に驚き、思わず、

「それはないと思います」

と反論した。

そこでふと、義両親は夫からどこまで聞いているんだろうという疑問がわいた。

既に話し合いはかなり進んでいて、詳細を詰める段階まで来ている。

それを全く知らないということはない、と思う。

だとすれば、私に揺さぶりをかけにきている?

話しているうちに段々と疑心暗鬼になってしまい、頭の中でグルグルと良くない妄想が広がった。

早く電話を切りたい。

このまま話していたら圧に気おされて言いくるめられてしまう。

その時のお義父さんの勢いはそんな怖さを感じさせるものであり、お昼休みが終わることを理由に慌てて電話を切った。


応援=よりを戻す、ではない

その後も義両親からの連絡は来続けた。

業務中も掛けてきて、私がなかなか出ないものだから途中でメッセージに変わった。

そこでどうやら私の予期せぬ方向に話がいってしまっていることが分かった。

夫が再就職すると言った時、深く考えずに『応援するよ』と声を掛けた。

それが良く無かったみたい。

以下夫視点の流れなのだが。

応援するということは、今後の自分を思っての言動だ。

前進しようと奮闘している自分をこれからも支えてくれるということ。

これにより関係が改善して離婚の申し出も取りやめるはずだ。

仕事が決まったら更に万々歳で、目下の問題は取り除かれて上手くいく。

そう考えたようだった。

この思い込みがあたかも真実のように語られ、義両親もその気になっていた。

聞かされた時、私は恐ろし過ぎて思考が停止した。

たった一言で、ここまで発想が飛躍するとは誰も思うまい。

こちらにはやり直す気なんてこれっぽっちも無いのに夫の中ではもう既定路線になっていて、私が否定しても『気が変わったのか!』と騒ぐことは明らかだった。

だからと言ってこのまま放っておくわけにもいかず。

困り果ててNに連絡をした。

まずは再就職の件を聞いているかということと、夫がどう考えているのかを確かめるために。

やはり密に連絡を取り合っているNは知っていて、義両親と同じように聞かされていた。

夫のような人たちの思い込みの強さは半端ではない。

気づいたら思いもよらぬ方向に進んでいた、ということも珍しくない。

だから気を付けていたのに。

一瞬の気の緩みから面倒なことになってしまったのだった。

義両親からの振込を確認

毎月、家賃の半分を振り込んでもらうことに 月々の家賃の半分を義両親が月初に振り込んでくれることになった。 本当に有難くて、冗談じゃなく涙が出た。 初めて振込を確認した時のことは忘れない。 『こんなことをしてもらちゃって良いのだろうか』という罪悪感ももちろんあった。 でも、それ以上...