2025年5月3日土曜日

夫が私への慰謝料請求を考えていた

なぜ夫は来なかったのか

義両親に『良い報告を』などと言うくらいなら、なぜ夫本人が来なかったのか。

それを単刀直入に二人に聞いた。

そうしたら、『出て行かれたことで精神的に参ってしまい、来られなかった』と言われた。

夫ほどではないが、お義父さんもこちらの罪悪感を煽るようなことを言ってくる。

そのくせ、『でも(夫)が悪いんだから気にすることはない』と言う。

どっちなの。

気にする必要はないと本気でそう思っているのなら気にしないようにするが。

本心では『お前らのせいだ』と思っているのが分かった。

だからと言って責め立てるようなことも無く、あくまでお願いベースだった。

本当は第三者とだけ話しても埒が明かないのだが、仕方がないので、

「それで、(夫)さんは今の状況をどのように考えているんですか」

と聞いた。

その答えが想像の斜め上をいっていたので、思わず聞き返してしまった。

「本当は慰謝料を請求したいくらいだが、まだ愛情が残っているのでできない」

「二人のことは大事に思っているから、できればやり直したい」

「夫も私に対して思うところがあったが、お互い様だと思って言わなかった」

「子どもの教育を私が全く考えていないと思った」

「再就職に向けて頑張ろうと思っていたのでサポートして欲しかった」

まとめるとこんな感じ。

どれもこれも信じられないのだが、特に慰謝料の話が出た時には驚いてしまった。

私が有責になるってどういうこと?

もしモラハラや虐待の件が認められなかった場合でも、どちらも有責にならないと思っていた。

「どうして私が慰謝料を払うことになるんですか?」

と言ってみたら、お義父さんから

「話し合いもせず子どもを連れ去ったからだよ」

と言われた。

それからは、有責になるならないで揉めた。

だって、家を出たのが悪いと言ってもあの状況では出る以外の選択肢が無かったではないか。

戻っていたらどうなっていたかなんて簡単に想像できた。

その場にお義父さんも居たのに、夫の言い分を肯定することも信じられなかった。

色んな疑問が後から後から出てきて。

一つ一つ確認せずにはいられなかった。

最初は公平な立ち位置で話そうとしていたお義父さんだったが。

次第に夫寄りの意見に変わっていった。


あの日のことを『大げさ』だと言われて

家を出た日は本当に修羅場だった。

あのまま留まればケガをすると思った。

だから慌てて子どもを連れて逃げ出したのだ。

それなのに、『家を出たまま帰らないなんて大げさだ』と言われて愕然とした。

「危険を感じたと言うのなら、その通りなんだろう」

と言いつつも、

「その後(夫)が冷静になった時点で帰ってやれば良かったんだ」

とはっきり言われた。

「(子ども)ちゃんの件も、正直大げさだと思うよ」

などと信じられない発言もあった。

それだけは許せないと思って反論したが、

「教育に対する考え方は人それぞれだから」

と一蹴された。

私も、薄々は分かっていたのだ。

あんなにも目の前で虐待されているのに、その後何事も無かったかのように振舞えるなんて。

夫と似たところがあるに違いない、と。

結局最後は言い合いのような感じになり、収拾がつかなくなってしまった。

お義母さんも時々は発言するのだが。

ほとんど私とお義父さんで言い合っていた。

と言っても、強い言葉で圧をかけてくるお義父さんに対して私は防戦一方だった。

夫が再就職に向けて努力をしているなんて話も聞いたことが無かった。

常日頃から、私の給料が安いことをなじってばかりだったのに。

三人での話し合いは結局平行線を辿り、気づいたら夜の9時をまわっていた。

もう帰らなければと思い、立ち上がったのだが、

「このままではお互い納得できないだろうから、一度家に戻るということで良いかな」

と唐突に言われ、私は慌てて否定した。

「無理です!帰れません!」

とはっきりと拒絶することができたが。

一度や二度で諦めるような人たちではない。

何度も揺さぶりをかけられているうちに、相手のペースに乗せられてしまったらどうしよう。

一人で闘うってそういうことなのかな。

帰り道、今後のことが不安で泣きそうになった。

義両親からの振込を確認

毎月、家賃の半分を振り込んでもらうことに 月々の家賃の半分を義両親が月初に振り込んでくれることになった。 本当に有難くて、冗談じゃなく涙が出た。 初めて振込を確認した時のことは忘れない。 『こんなことをしてもらちゃって良いのだろうか』という罪悪感ももちろんあった。 でも、それ以上...