子どもを連れて来い
3回目の話し合いに関し、夫から「子どもを連れて来い」
との要求があった。
1回目、2回目は義両親しか来なかったのだが。
夫は精神的に参っていて来られなかった、と聞いた。
だから、よほど堪えているのだろうと思っていたが・・・。
やり取りをした感じでは、そんな様子は全く無かった。
むしろ戦闘態勢に入っているな、と感じることの方が多くて恐怖を感じた。
3回目の話し合いが決まった後。
夫の友人も来ることを渋々了承していた。
それだけでもかなりの譲歩なのに、夫は急に
「一方的に子どもを連れ出して一度も会わせないのはどういうことか」
「次回連れて来なかったら、相応の対応をさせてもらう」
と言い始めた。
これには本当に困ってしまい、
「それは、もう少し落ち着いてから・・・」
とお茶を濁そうとしたのだが、かなり強い言葉で非難されて断れなかった。
ただ、夫へのトラウマがあるうちは会わせたくないという思いも強く・・・。
『パパに会いに行こう』とも言えないまま刻々と時間だけが過ぎて行った。
子どもだって、顔を合わせたら色んなシーンがフラッシュバックしてしまうだろう。
虐待というのは本当に罪なことだ。
家の中で傍若無人に振舞う人が一人でも居れば、そこは地獄と化してしまう。
悶々とそんなことを考えながら過ごしつつ、仕事も再開させた。
日々やるべきことが増えてかなり忙しくなった。
仕事していても、子どものお迎えは必須だ。
あれほどまでに執着しているということは、小学校に会いに行かないとも限らない。
万が一のことを考えて、どんなに忙しくても送り迎えをした。
話し合いの参加者が決まった
指定された日の直前、話し合いに参加する人が決まった。
結局夫と夫の友人、私の3人になった。
子どもの件は、
「あなたのことをトラウマレベルで怖いと思っているから無理」
と正直に伝えた。
身に覚えがあるからか、それ以上追求されることは無かった。
来てもらえないと思いつつ、ダメ元で言ったのかもね。
それと、当日急に予定されていない人が来るのはNGというのも徹底してもらった。
何も言わないと友人たちが加勢してきそうな気がした。
実は連れてくる友人も候補が2人居た。
1人は物静かで何を考えているのか分からない人。
もう1人は夫とワイワイ騒いで、色んな集まりにも率先して出る人。
どちらも居ると厄介だけど、より厄介なのは賑やかな方の人かな?と思った。
だから、物静かな方の人になれば良いと思ってたんだけど。
残念ながら後者で決まってしまった。
正直なところ、その人がとても苦手だ。
普通なら言うのを躊躇うようなことを平気で言ってくるからだ。
離婚の話し合いはデリケートな話題も多い。
精神的にも疲弊していて無用なストレスは避けたいところ。
それなのに、彼は平気でズケズケと無神経な発言をしてきそうな気がした。
内心は物凄くガッカリしたんだけど、『違う人にしてよ』とも言えず・・・。
ブルーな気持ちのまま、当日の朝を迎えた。
ちなみに、この時も子どもには『休日出勤』ということに。
不安や心配はストレスになるから。
少しでもそういう要素を取り除いてあげたかった。