2025年5月10日土曜日

『どこからが虐待なのか』で意見が対立

久々に夫との対峙

3回目の話し合いは、夫と夫の友人、私の3人で行われた。

前回と違って待ち合わせ場所はすぐに分かったんだけど。

とにかく周りが煩かった。

こんな場所で本当に話し合えるのだろうか、と最初から不安になった。

席に着くなり鋭い目つきで睨みつけてきた夫が、

「何か言うことは無いの?」

といきなり言ってきた。

最初の一言がこれだったので、もうビビっちゃって心臓がキューっとなった。

これは謝れということなのだと思い、

「ずっと連絡できず、すいません」

と謝ったのだが、

「そういう話じゃないでしょ!」

とまだ怒りが収まらない様子で。

このままではマズいな・・・と焦った。

でも焦れば焦るほど思考が停止してしまい、身動きが取れずにいた。

いつもは賑やかな夫の友人も、肝心なところで役立たずだった。

その間、夫は大きなため息を繰り返しながら圧を掛けてきて、開始早々険悪な空気に包まれた。

私が何のことだか分からなくて答えられずにいると、

「あのさぁ、子どもを勝手に連れて出ていくなんて、はっきり言って犯罪だよ」

と夫がイライラした口調で言った。

「今日だって連れて来ねーし。自分のやってること分かってないの?!」

と責められて、思わず謝ってしまった。

だけど、よく考えたら謝る必要なんてなかった。

だって私の判断は間違っていないんだから。

夫が虐待していたことは、ここにも何度も書いてきた。

本人だけがそれを認めていない状況で、義両親だって本当は気にしていたと思う。

離婚という大事な決断をするための話し合いなので、私も言いたいことを言わなければと思い、

「あなたは子どもに虐待していたでしょ。置いていけるわけないよ」

と言った。

隣で聞いていた夫の友人(以下N)がここで急に参戦してきて、

「ちょっと待って。虐待って何?」

と聞いてきたので、それまでのことをかいつまんで説明した。

話の途中で夫が、

「あんなの虐待じゃねーよ。都合の良い話ばっかりするな!」

と怒鳴ったのだが。

この声が結構大きかった。

あんなに賑やかなお店でなければ、きっと悪目立ちしていたに違いない。

だけど、周りもワイワイガヤガヤと話していたので、気づいたのは近くのテーブルのお客さんだけだった。

こういう時、意外とNは周りを気にするタイプなのかもしれない。

「もう少し落ち着けって」

と夫を宥めてくれた。

一言注意されただけでいくらかトーンダウンした夫。

私が同じことを言ったら激高するくせに。

こんな些細なことからも自分の立ち位置が分かってしまい、ちょっと悲しくなった。


どこからが虐待なのかという不毛な言い争い

その後の数十分ははっきり言って不毛な時間だった。

Nが詳細を聞きたがったので少し細かく説明したのだが、それを聞いていた夫が

「しつけと虐待の区別もつかないなんて。母親失格だな」

と言い放った。

子どもが言うことを聞かないから叩いたのはしつけだ。

お説教しているうちにヒートアップすることもあったが、それも愛情からだった。

蹴ったと言うけれど、自分には覚えがない。

ケガをするような叩き方はしていない。

この他にも色んなことを言っていたが、途中から頭に入って来なくなった。

だって、あれが虐待じゃないと本気で思っていたなんて・・・。

蹴ったことも覚えていなければ、ケガもさせていないという認識だった。

「ケガをさせたこともあったでしょ?」

と反論したら、

「いつの話?」

と具体的な日付を言うように迫られて言葉に詰まってしまった。

そんなの覚えてないよ。

いつ頃というざっくりとした記憶ならあるけど。

「日付までは覚えてないけど」

と言ったら今度は

「病院に行った訳でもないし。あなたはかすり傷でもケガと呼ぶんですか?」

と嫌味ったらしく言われた。

衝撃だった。

病院にかからなければケガじゃないと思ってるんだ。

アザになったり赤く腫れたこともあったのに。

私はこの瞬間、物凄いモンスターと対峙しているのだと自覚した。

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