2024年11月10日日曜日

モラハラ被害者のブログで受けた衝撃

夫に立ち向かった時間は無駄だった

やっぱり普通ではない。

夫の言動には納得できないことばかりだった。

でも、他の家庭もそうなのかもしれないし・・・。

まだ世間に目を向ける余裕が無かった頃。

私は自分たちを『普通』だと思い込もうとしていた。

『普通』の枠に収まることで安心感を得ようとしていたのかもしれない。

人と違うというレッテルを貼られるのは怖い。

たとえ満たされない生活でも普通と言われる範囲に収まっていれば、考え方一つでどうにでもなるような気がする。

でもそれが普通の枠を超えてしまったら、自分ではもうどうしようもない所まで来てしまっている証拠。

そんな風に考えていた。

それでも、決して手をこまねいていたわけではない。

何度も夫と対峙した。

対峙しては言いくるめられ、説教をされて終わった。

議論の好きな人だったので、私と議論することは好都合だったのだと思う。

口の立つ夫に敵うわけもないのに、諦めずに立ち向かった。

その姿を子どもに見せることが何かの力になるかと思ったが、それは大間違いだった。

子どもの前で言い合いをするだけでDVになるだと言う。

それなら、私が諦めずに夫に立ち向かったことは、意図せずDVの構図を作り上げてしまったことになるのではないか。

もっとも、夫は私のことなど気にも留めなかった。

何を言われても動じない。

本気で相手をしようとはせず、キレて一喝して終わるか嫌味な笑いを浮かべるだけだった。


似た境遇の人がたくさんいる現実

解決の糸口を見つけたくて、私はネット上の情報を漁った。

探してみると分かるのだが、モラハラを受けている人が本当にたくさん居る。

中には目を覆いたくなるようなケースもあった。

そういう人達に比べたらまだマシなのかな。

そう思い込もうとしたが、読めば読むほど自分たちの境遇に似ていた。

同じようにモラハラを受けていても、その後のパターンは大きく二つに分かれる。

不満を抱えつつ一緒に居るか、離婚するか。

私が読んだものは離婚しているケースが多かったのだが。

それは、一緒に居るとブログを書く自由もないからなのかも、と思った。

以前私が夜寝る前に調べものをしていた時、夫が酷く怒っていた。

「何やってるんだよ!」

と言うので『調べもの』だと答えると

「どうだか!」

と捨て台詞を吐かれた。

なぜそんな言われ方をしなければならなかったのかは今でも分からない。

それからも、私がパソコンやスマホをいじっていると声を掛けてきて、何をしているのかを探ろうとしていた。

普段は興味もないくせに、こういう時だけ。

本当に気持ちが悪いと思ったが。

夫はすぐに浮気を疑う人だったので、浮気だと思い込んだ可能性もある。

自分に自信があるはずなのに、こうやって常に人のことを疑って全てを把握しようとしてきた。

こういった事情もあって、モラハラ関連のことを家で調べることはできなかった。

だから、仕事に行く時とか休み時間などにスマホでこっそり検索した。

検索履歴はもちろん消して。

虐待を否定するくらいの人だもの。

モラハラだって自分は違うと言うだろう。

自覚が無いんだから、反省することもないし一生直らない。

それならもう、離れるしかないのだ。


ブログ主に初めて送ったメッセージ

メッセージをやり取りできるブログがあり、私は初めてメッセージを送った。

聞きたいことは山ほどあった。

でも忙しいだろうから、簡単な応援メッセージを送った。

そうしたら返事を貰えたので、気を良くして自分の近況などを送り始めた。

今考えると物凄く迷惑だったかもしれない。

でも、その時は藁にも縋る思いだった。

何度かやり取りした後、我が家の状況を簡潔に伝えた。

特に今悩んでることや困っていることを絡めてできるだけ短くまとめた。

それで返ってきたのが、

『それは間違いなくモラハラです。頼りになる親や親せきは居ますか?今すぐ逃げてください』

という助言だった。

このメッセージを読んだ途端、鼓動が早くなるのを感じた。

『やっぱり』という気持ちと『どうしよう』という戸惑いと。

知りたくて知りたくて仕方が無かった答えなのに。

知ってしまったら戸惑いの方が大きかった。

その日は半ば放心状態で過ごしたのだが、次の日に『このままではいけない』という気持ちがわき上がってきた。

改めて自分たちの置かれた状況を考えてみると、やっぱり異常だ。

夫の言動は年々酷くなっているし、子どもへの当たりも強くなっている。

まだ幼児だからこの程度で済んでいるのか、それとも幼児だから厳しく躾けているのか。

今後どうなるかが分からないのに一緒に居続けることは一種の賭けだ。

万が一、予想が悪い方に外れた時の影響はどれほどだろうか。

想像したら身震いがしてきた。

色々考えた結果、ブログ主の忠告はもっともで、もうここに居てはいけないのだと強く実感したのだが・・・。

実は夫の機嫌が良くなるタイミングがあって、もしかしたら改善されるかもしれないという気持ちを捨てられなかった。

後で知ったのだが、それを【ハネムーン期】というらしい。

モラハラには周期があり、【蓄積期】にストレスをため続けて【爆発期】に文字通り爆発させ、その後優しくなる【ハネムーン期】が来る。

ハネムーン期に優しくされると勘違いしてしまうが、決して反省しているわけではない。

当時、もしこれを知ってたらもっと早く離れることができたと思う。

シャンプー難民だった我が家

ノンシリコンだからって万能なわけじゃない 最近私は年配の美容師さんのいる美容室に通っている。 煌びやかさは無いが、とても居心地が良い。 お洒落な美容室なんかは美を競うように綺麗な人たちが来店する。 そういう所は人目も気になるし、自分が場違いなような気がしてしまって苦手だ。 まあ、...