2025年7月2日水曜日

義両親からの思いがけない提案

夫のプレッシャーがきつい

収支を把握した夫は、協力するどころかプレッシャーを強めてきた。

「支払いを遅れるんじゃねーぞ」

という脅しと共に、問題はないのかをしつこく確認してくるようになった。

そんなに心配なら少しは解決策を考えてくれれば良いのに。

『全ての責任はお前にある』という感じで、ひたすら圧をかけてくるだけだった。

この頃になると『もう駄目だ、この人は』という諦めの境地に達していたから。

そんな夫に対して一喜一憂することは無かった。

夫が無職になってからの数年間。

私なりに精一杯支えてきた。

働いて家事もやって。

夫の虐待から子どもを守るという大事な役割もあった。

それが、この仕打ちか。

普段滅多に腹を立てない私でも、怒りの滲んだメッセージを送ってしまいそうになるくらいには切羽詰まった状況だったと思う。

このままどんどん厳しくなって、身動きが取れない状況にまで陥ったら何か変わるのかな。

そんな風に自暴自棄な思考に陥ることもあった。

見えないプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、懸命に前を向いていたあの頃。

救いの手を差し伸べてくれたのは意外な人物だった。


「家賃の半分を負担させて」という申し出が・・・

お義母さんから珍しく連絡があった。

いつも用事があってもお義父さんが連絡してくるので珍しいな~と思いながら

「もしもし」

と出てみたら、挨拶もそこそこにいきなり家賃の話をされた。

隠していてもしょうがないので、私も正直に

「そうなんですよ。結構ギリギリで、(夫)に相談したかったんですけど・・・」

と言ってみたら、

「あの子に相談してもダメ!頑固なんだから!」

と言われた。

手紙を見た時にはお義父さんも居て、『同居を承諾しなかったお前が悪い』という感じだったのだが。

それをお義母さんは知らないのか、

「お父さんが知っていたら黙って無かったと思うわ」

と、まるで知っていたらどうにかしてくれたような口ぶりだった。

いやいや、買いかぶり過ぎだわ。

その場に居たけど責められただけだったよ。

そう言いたくても言えなかった私。

あんまりにもお義母さんがお義父さんのことを神様のように言うから苦笑いして聞いていたら、

「家賃全部ってわけにはいかないけどね。半分出すわよ」

と突然提案された。

実際には具体的な金額を言われたのだが、その提案を聞いて思わず頭の中で電卓を叩いた。

その額が浮いたら大分楽になる!と嬉しくなった。

だけど、夫が知ったら何て思うかも心配だった。

そこで、お義母さんにそれとなく聞いてみた。

「このことは(夫)さんは納得してるのですか?」

と。

そうしたら、

「言うわけないじゃないの!言ったら絶対払うなって止められるわよ!」

と笑っていた。

こうして家賃の半額を払ってくれるという約束を取り付けたわけだが。

お義母さんの中でのお義父さんて、物凄く情に厚くて頼りになるという人物像なんだなと思った。

長い間、それこそ何十年とモラハラを受けてきただろうに。

全く違和感なく不満も持たずにやってきたのかと不思議に感じた。

義両親からの思いがけない提案

夫のプレッシャーがきつい 収支を把握した夫は、協力するどころかプレッシャーを強めてきた。 「支払いを遅れるんじゃねーぞ」 という脅しと共に、問題はないのかをしつこく確認してくるようになった。 そんなに心配なら少しは解決策を考えてくれれば良いのに。 『全ての責任はお前にある』という...