2025年7月5日土曜日

夫の仕事が順調であればあるほど不安に

ブランクを感じさせない仕事ぶり

身バレが怖くてあまり詳しく書けないのだが。

夫の仕事はテレワークでもできる。

別居中に再就職先を決めて働き始めた会社では、テレワークを積極的に推進していた。

だから、電車での移動をとても嫌がっていた夫は家で仕事することを選んだ。

ネット回線が繋がっていてパソコンさえあればどこででもできるから。

夫は常々、

「移動する時間があほらしい」

と言っていた。

その話を思い出して、きっと家でやるようになるんだろうな、と思っていたらその通りになった。

ただ、スキルや経験があると言っても長いブランクがある。

ずっと家でダラダラしてたんだから、そんなに簡単にいくわけがない。

そう予想していたのに、見事に裏切られた。

再開してすぐに勘を取り戻したのかスイスイとこなすようになり、自信を深めているように見えた。

こうなると、もう怖いものなしだ。

元々自分の弱点は無職であることだけだと豪語していたのだから。

その弱点が無くなって完璧な自分を取り戻したと考えていても不思議ではなかった。

収入を比較しても夫の方がかなり高かったので、もうその点で闘うのは難しくなった。

もっとも夫は虐待をしていたのだから、その事実だけで親権の面ではアウトだとも思っていた。

私がこのようなことを悶々と考えている間に夫はどんどん仕事の成果をあげた。

やがて周りから頼られるようになった。

こんなに上手く行くならもっと早くから動いてくれれば良かったのに。

そう思っても、決して夫には言わなかった。

以前夫から、

「働けなくなって長引いたのはお前のせい」

と言われてから、病気関連のことに口を出すのが怖くなった。

私が夫に対して適切なフォローをし、症状に見合う病院を探さなかったのがいけないのだそうだ。

言い訳になってしまうが、夫の症状がその時々で違っていたのでネットで探してもサッパリ分からなかった。

調べれば調べるほど自己愛性人格障害というキーワードが出てきてしまって。

でも、そんなことを本人に言えるはずもなく・・・。

結局夫が望むような答えを用意できなかった。


子どもを奪われたらどうしようという恐怖

別居当初は、夫に仕事して欲しいと思っていた。

養育費が欲しかったから。

虐待していた夫は親権を持てないから必然的に私になり、仕事をしていれば養育費を貰えるだろうと思った。

でも、協議離婚というのは難しいもので、相手が納得してくれなければ話がまとまらない。

夫は最初、親権を諦めているように見えたのだけれど。

いざ交渉が始まったら子どもに対する未練たらたらで、義両親をも巻き込んで親権を奪おうとした。

慌てた私は虐待の証拠を出したわけだが、それが果たして公の場で通用するものなのかが分からなかった。

その状況で、今度は夫が再就職した。

経済的には夫の方が有利で、更に仕事中は義両親に面倒を見てもらえる。

私の方は子どもと二人暮らしになるから、仕事に行っている間は留守番だ。

比較してしまうと、やはり自分の状況の方が厳しいように感じた。

だから私は焦っていた。

夫がこれ以上順調に仕事をしてしまったら、益々厳しくなる。

そう思って、『失敗してくれないかな』とさえ思った。

やっと再就職できた夫に対してこんなことを思うなんて酷い人だと思われるかな。

でも、それくらい夫が上手くいくことを恐れていた。

私が望んでいたことは、ただ一つ。

子どもとささやかでも幸せに暮らしたい。

ただそれだけだった。

日曜日の憂鬱、夫との交渉は辛いよ

寝不足のまま朝を迎え・・・ 結局、眠れないまま朝を迎えた。 夫から子どもへのプレゼントは隠したまま。 何も解決できていなかった。 一番大事なのは子どもに気づかれないようにすることだ。 そして、夫を上手く納得させること。 言葉にすると簡単そうに思えるが、実際にはとても難しかった。 ...