2025年7月7日月曜日

家賃を援助してもらっていることが夫にバレた

義両親からの申し出は有難かったが・・・

家賃負担が半分になり、非常に楽になった。

年金生活の義両親が払ってくれると言うのは心苦しくもあったが。

既に私の方の経済状況も厳しくなっていたので、有難く受け取ることにした。

この話を持ち掛けてくれたのは義両親。

決してこちらからお願いしたわけではない。

別居してからも全ての家計費を支払っていたので、『厳しいに違いない』と思って助けてくれたのだと思う。

夫はこの時既に再就職していて、私よりもはるかに高い給料をもらっていた。

だったら夫が払えば良いんじゃないの?と普通は考えるが・・・。

そう簡単な話ではない。

夫は私たちが家を出たことを許すことができず、いつまでも執着するような素振りを見せていた。

根気良く話し合った結果、ようやく夫が義実家に戻る方向でまとまりかけたのにお義兄さんの離婚話が浮上。

結局、義実家には戻れず、我が家に居座り続けることになった。

部屋の更新もしてしまったし。

追い出そうとしたら事件が起こりそうだし。

何やかやと夫のペースに巻き込まれて現状を維持することになった私たち。

金銭的な面での苦しさとは反比例するように心は解放された。

夫が再就職した後、ふと思ったことがある。

この人は何故こんなにも自由になるお金があるのに光熱費くらい負担しようと思わないのか、と。

そこに住んでいるのは夫なのだ。

入れ替わりで義両親のどちらかが来たりして、私や子どもは住んでいない。

常識的に考えたら夫が負担すべきなのに、悪びれた様子もなく、

「お前の契約だから、当然お前が全部負担するんでしょ?」

という感じだった。

私だって本当は部屋の契約を夫にして欲しかった。

だけど、当時は働いていなかったので契約者になれなかった。

再就職したのなら少しくらい負担してくれてもバチは当たらないのに、と思ってしまった。

何より義両親に申し訳なくて。

年金生活になってまで子どもの面倒を見ることになるとは夢にも思わなかっただろうな。

それを考えると手放しでは喜べなかった。


心配していたことが現実に

援助を受け始めてから、ずっと不安だった。

いつか夫にバレるのではないかと。

その日は想像以上に早くやってきた。

ある日、突然夫からメッセージが届いた。

「どういうつもりですか?俺への当てつけですか?」

多分、これを読んだだけでは何を言っているのか分からないと思うのだが、その後に連続で、

「コソコソ陰で動いて、人の親にたかって」

とか、

「他人の金を当てにするな」

とか送られてきた。

こういう時、夫は立て続けにメッセージを送ってくる。

文面から分かることは、相変わらずイライラしていて怒っているということだった。

援助を受けていることがバレたのだとすぐに分かり、携帯を持つ手が震えた。

義両親は言わないと約束してくれたから、きっと守ってくれたはずだ。

だとすると、恐らく夫が何かのきっかけで感づいたのだ。

恐ろしいほど勘の良い人なので、そういうことはままあった。

知ってしまったからにはスルーするはずがない。

もちろん、このまま援助を受け続けることもできない。

それだけでなく、夫に内緒で家賃半分を出してもらった私を夫は決して許さないだろうと思った。

今後何が起こるのかを想像したら絶望しかなくて。

こんなことなら援助なんてしてもらうんじゃなかった、と悔やんだ。

だけど、どんなにそう思っても後の祭り。

この時の私は少しでも夫の怒りを和らげるべく、必死で言い訳を考えていた。

夫からの催促を無視し続けた

早速、携帯にはメッセージが・・・ 家に着き、こっそり紙袋から携帯を取り出した。 とりあえず電源を入れようとしたら入ったままだった。 しかも、LINEにはメッセージが届いていて。 私は恐る恐るそれを確認した。 読むとしても、既読はつけたくない。 だから、通知から確認することにした。...