2025年7月1日火曜日

通帳のコピーを見た夫の反応

『我関せず』を貫く夫

自宅に送付した通帳のコピーを見た夫は、すぐに連絡してきた。

と言っても、その反応は期待したようなものではなかった。

『こんな物送り付けてきて、一体どういうつもり?』という感じで。

明らかに警戒されていた。

まさかあの通帳を見せても全く伝わらないなんて思いもよらなかった。

これはもうハッキリと言葉にしなければダメだと思い、

「見て頂ければ分かると思いますが、収支がギリギリで家賃を払えなくなる日も近いです」

と送った。

ここまで書けば、いくらあの夫でも理解するはずだ。

確かにこの言葉でようやく意図するところは伝わったのだが・・・。

それに対し

「自業自得ですね」

という訳の分からない返事がかえってきた。

へっ?自業自得???

言っている意味が分からなくて、

「どういう意味ですか?」

と質問したら、

「自分の意思で家を出たのだから、金銭的に厳しくなるのは当然です」

と送ってきた。

この人は一体何を言っているんだろう・・・と思いながらも、

「払えなくなれば、(夫)がそこに住み続けることもできません」

と伝えた。

その言葉でようやく自分にも火の粉が降りかかることに気づいた夫。

これで話し合いをする気になるかと思いきや、その後の反応も非常に腹立たしいものだった。

『それはお前の勝手だろ』と言わんばかりに

「その件はそちらの問題なので。そちらで何とかしてください」

と言ってきた。

現状が危ういことは分かっても、自分は悪くないというスタンスを貫くつもりなのだろう。

私だって、何とかして払い続けたいとは思っていた。

そうしないと次の部屋を借りる時に影響が出てしまうかもしれないから。

でも、現実問題として足りないものは足りないのだ。

それを伝えても『我関せず』で通そうとする夫は、やはり『家族』ではないのだと感じた。

少なくともお互いを思いやるような相手ではない。

窮地に立たされた私に投げかけられた冷たい言葉は、僅かに残っていた同情心をも消し去った。


そうじゃないのよ、お義父さん・・・

「こんな収入で今までよく普通に暮らしてきたな」

「だからうち(義実家)でみんなで住むのが良いって言ったんだ!」

お義父さんの反応はおおむねこのような感じだった。

いや、そういうことじゃないのよ・・・。

夫の反応も許せなかったが、お義父さんの言い分には思わず首を傾げてしまった。

一体何がどうなったら、そういう反応になるの。

結局は、お義父さんの中では同居を受け入れなかった私が悪いということになっているのだと感じた。

そもそも、あんな状況で責められたって余計に心情的に受け付けられなくなるだけなのに。

「あんたが、あの時受け入れていれば全部丸く収まったんだ」

と言うばかりで、全く話にならなかった。

この件に関してはそれまでにも散々言われてきたので、実は私には耐性がついていた。

慣れてしまう位に言われるって相当だよね。

責められてもほとんど何も感じなかったが、やはり何度も蒸し返されるのは心にズシリと来た。

一方で、金銭的な面では『これはヤバいな』と思ってくれたのか、

「このままでは立ち行かなくなるぞ」

と心配もしていた。

夫よりはほんの少しだけ常識的な部分が残っていたということだ。

その心配を夫にも伝えたようだが、夫からは、

「自業自得なんだから助ける必要はない」

と止められたらしい。

私たちを助けるようなことを夫が許すわけがないとは思っていたが。

やはりその通りだった。

これでは本当に支払いが滞る日が近い将来やってくるかもしれない、と覚悟した。

そして義兄は家も妻も失った

残ったのは借金だけ お義兄さんたちとの連絡を絶った。 元々直接つながっていたわけではないのだが。 義両親からの連絡も、それ関連の時はだんまりを決め込んだ。 関わってもろくなことが無いというのは既に分かっていたこと。 それでも、夫との未来を考えている時にはできるだけ寄り添おうとした...