2025年7月27日日曜日

お義兄さんの離婚により、話が思わぬ方向へ・・・

夫の周辺は問題だらけ

一緒に住んでいる頃からそうだった。

夫の周りはいつも騒がしい。

本人が体調を崩して床に伏せている時でさえそうだった。

だから、静かに過ごそうと思っていてもなかなかできなくて・・・。

トラブルが発生するたびに対応するのもしんどかった。

そして、別居中にまた新たな問題が発生した。

お義兄さんの離婚のことは以前から何となくそうなりそうな気配ではあったが。

その件で奥さんとトラブルになっていた。

条件で揉めて、どちらも譲らなかったのだ。

これは私にも経験が、というか正に直面していることだったので他人事では無かった。

一体どうなるのだろうか、と戦々恐々としながら見守った。

ああいう時、男の人は案外弱いのかもしれない。

散々横暴な態度を取ってきたお義兄さんが段々と弱っていった。

反対に、奥さんの方は長引けば長引くほど強くなり、生き生きとしてきた。

対照的な二人を目の当たりにした夫は、

「俺、ああいう気の強い女って大っ嫌い」

と言った。

いやいや、それまでに散々傷つけられてきたんでしょう。

と思ったけど、よく考えたら逆にお義兄さんがやりこめられていたこともあったわけで。

あの夫婦の場合、どっちもどっちという言葉がまさにピッタリだった。

その似た者夫婦の二人が離婚することになり、両方とも気が強いものだから揉めに揉めた。

そこに義両親が参戦してきて、もう大変なことに。

周りで見ているこちらが引いてしまうほどだった。

実は奥さんの方は自分の実家と疎遠だったので孤立無援の状態。

さぞかし心細かっただろうと思う。

でも、そんなことを感じさせないほど力強く立ち向かい、堂々と自分の要求を突き付けた。

その姿を見て、内心私も勇気づけられた。

あんな風に堂々と交渉できたら良いな。

思いを全てぶつけられるのって凄いことだな。

そんな尊敬にも似た気持ちが芽生えた。


最終的にお義兄さんが負けた

二人の闘いがどうなったのかというと・・・。

最終的にお義兄さんが負けた。

最初は威勢良く反論していたのにどんどん元気が無くなり、最後は奥さんの要望をのむ形で終結した。

義両親は面白く無さそうだったけど。

本人が納得したのなら仕方がない、と諦めたようだった。

しかも、奥さんからは慰謝料まで要求されていた。

その額、数百万円。

これをあまり詳しく書いてしまうと身バレが怖いので書けなくて申し訳ない。

数百万円と言っても500万円以下ではない。

それほど大きな額を要求してきたからと言って、お義兄さんが一方的に悪いということもない。

二人はお互いにモラハラをし合っていたのだから、どちらも同じくらい悪いと思う。

強いて言えば、より酷い度合いのモラハラをしていた方が若干責任が重いかな?という位。

それはどっちなの?と聞かれても、正直なところ分からない。

とにかく、お互いに攻撃し合ってきた二人の闘いは最後まで激しかった。

そして、お義兄さんが負けた。

もちろん最初は、

「そんな額払えるわけないだろ!」

と突っぱねたようだが、

「それなら裁判します」

と言われ、あっけなく白旗をあげた。

何というか・・・、虚しい最後のように感じた。

どのような形であれ、お義兄さんの問題が片付いたことで、義両親の心に余裕が生まれた。

その余裕が悪い方向へと働き、

「これを機に、(私)さんときちんと話し合いをして、みんなで仲良く暮らして行こう」

という、思ってもみない方向へと進もうとしていた。

義兄にお金を要求し続ける奥さん

休職中の義兄にも変わらず要求した お義兄さん夫婦が別居をし始めた後。 何故か奥さんは自宅に戻っていた。 恐らく新しくて広々とした自宅が快適だったのだろうと思うが、 「売却するって言ってるのに、どうするつもりだろうね」 と義両親はいぶかしんだ。 奥さんが何を考えているのかが分からな...