2025年7月31日木曜日

義兄にお金を要求し続ける奥さん

休職中の義兄にも変わらず要求した

お義兄さん夫婦が別居をし始めた後。

何故か奥さんは自宅に戻っていた。

恐らく新しくて広々とした自宅が快適だったのだろうと思うが、

「売却するって言ってるのに、どうするつもりだろうね」

と義両親はいぶかしんだ。

奥さんが何を考えているのかが分からないのも怖いけど、もっとも懸念すべきはお金のことだった。

体調を崩して休職中だったお義兄さんの収入は、以前よりもだいぶ減っていた。

傷病手当金はお給料の3分の2程度になるので、それも当然だ。

お金が無ければ無いなりの生活を送れば良いのに、あの人たちにはそれができない。

散財しまくっていた生活から抜け切れず、同じレベルの生活を維持したいみたいだった。

それで、離れてからも二人で暮らしていたのと同程度の生活費を要求し続けた奥さん。

「そんなに出せないよ」

と言われても、

「それなら借りて来い」

という横暴ぶり。

これには私も内心は引いていたのだが、奥さんの方はそれを正当な要求だと自信を持っていた。

借りて来いと言ったって、休職中の人に貸してくれる人は居ない。

そう伝えたら、

「親に出してもらえばいいだろ」

と返ってきた。

信じられないけれど、これは本当の話だ。

ああいう人が居るのだと思ったら世の中が怖くなった。

でも、あの奥さんだからこそモラハラ夫と真正面から対決できたのだとも思った。

とにかく、この二人のやり取りは強烈で激しくて、周りはずっとヤキモキさせられた。

そして、義両親もそれまで以上に奥さんのことを疎ましく思うようになり、愚痴が増えた。


「小遣いが足りない」と怒り狂う奥さんに離婚を突き付けたお義兄さん

ある日、いつものように奥さんにお金を届けたお義兄さん。

何であんなに暴言を吐かれてもお金を運び続けるのだろうと不思議に思うこともあった。

実は、結婚のために引っ越してきた奥さんに対し、『申し訳ない』という気持ちもあったみたい。

それで、落ち着くまで払い続けようとしたようだ。

そんな風に優しい気持ちで接しても、届かない相手というのが居るものだ。

奥さんはすぐに封筒の中身を確認し、

「私の小遣いが足りない!」

と怒り始めた。

そして、手元にあったタオルをお義兄さんに投げつけた。

まあ、タオルだからケガをしたとか痛かったとかはない。

ただ、その態度があまりにも酷かったのでお義兄さんもカーっとなって、

「お前にはうんざりだ!」

と怒鳴った。

そこからは怒鳴り合いが始まり、罵詈雑言の応酬となり・・・。

心配で同行したお義母さんは慌ててお義父さんに電話を掛けた。

その電話を受け、飛んできたお義父さん。

二人を𠮟りつけ、それから奥さんに対して、

「お金を受け取るのは当たり前じゃないんだ」

と説教した。

でも、そんな言葉も響かなかったのか、

「こうなったのは私のせいではない」

と言い放ち、

「お前(お義兄さん)のせいで、私の人生は滅茶苦茶だ!」

と義両親の目の前でお義兄さんをなじった。

その結果、我慢の限界だったお義兄さんが離婚をつきつけて、最後は奥さんが泣き叫んでいるのも構わず部屋を後にした。

義兄宅から忽然と姿を消した奥さん

連絡もつかず・・・ お義兄さんが生活費を渡すために自宅に戻った日、かなり激しい言い争いがあった。 奥さんはそれまで通りお金を受け取るのが当然だと思っていたようだが。 休職中のお義兄さんの収入はかなり減っていた。 それで、休職に入る前の6割程度を持参したらキレられた。 正直なところ...