2025年9月2日火曜日

特殊な関係性を指摘されてもピンと来ない私

感覚がおかしくなっていたのは夫だけではない

ブログでは夫の異常性を指摘することが多い。

でも、おかしくなっていたのは夫だけでは無かった。

私も感覚がだいぶ麻痺していて、『普通』というのが分からなかった。

『それ、おかしいよ』と言われるたびに戸惑う日々。

そういうのに慣れるという意味でも、夫と離れてからの時間は重要だった。

今でも我が家のエピソードを語る時には相手に引かれやしないかと冷や冷やしてしまう。

そんな私が会社で夫とのことを最初に話した時、先輩にはかなり驚かれた。

「突っ込みどころがいっぱいあり過ぎて。何から突っ込んだら良いのか分からないよ」

「ていうか全部おかしい。(私)もおかしいよ」

と言われ、キョトンとしてしまった。

この時、夫だけがおかしいと思っていたのだから無理もない。

先輩が言うには、言われたことを真に受け過ぎて振り回されているのだと言う。

まるで夫の言うことが全て正しいかのように。

それだけを見ると、崇拝しているかのようだと言っていた。

そんなはずはない。

むしろ、夫の言うことは嘘ばかりだと思っていたのだから。

でも、気づかないうちに夫の言う通りにしなければならないという強迫観念に駆られていたのかもしれない。

反抗したら酷いことが待っている。

まるでパブロフの犬みたいに、そう教え込まれた。

子どもも同じで、自分の頭で考えることを止めてしまった。

離婚の話し合いの問、とても苦労したのは自分たちの要望をまとめる時だった。

本来なら色んな要望があるはずなのに。

私の場合には親権が欲しいということしか出て来なかった。

子どもと一緒に居られさえすれば何も要らない。

それ以上のことを求めるのは贅沢だと思った。


モラハラ被害者の闘いは続く

実は未だに夫から受けたモラハラの影響は色濃く残っている。

まあ、夫がいつでも来られる場所に居るというのも大きいのだとは思うが。

それ以上に、夫の存在を意識しながら生活することが当たり前になり過ぎてしまった。

あの人は、何か気に入らないことがあると、

「今からバイクでそっちに行くわ。待ってろよ」

と脅す。

だから、心の底から安心できない。

いっそのこと夫が遠くに引っ越してはくれないだろうか、と思うことも多々ある。

子どものことも気にかけているような素振りを見せるが、これまた呆れるような理由からだ。

将来こどもが立派に育った後、自分の面倒を見て欲しい。

そんな驚くべきことをいけしゃーしゃーと言う。

養育費も払ってくれないくせに、

「老後はよろしくって言っておいて」

などと伝言を頼んでくるのだから本当に図々しい。

以前、子どもがまだ2~3歳の頃も言っていたが、未だに

「パパのために家を建ててね」

と言うこともある。

直接言うことができず伝言をお願いするような間柄なのに、まだ夢を捨てきれないらしい。

将来への不安を口にする時、そこには私たちへの期待がにじんでいるのも感じる。

「一人になってもお前らが居るから俺はまだ幸せだよ」

と言われた時にはゾッとした。

自己愛性人格障害の夫は自分のことしか愛せない。

そのくせ、周りに対して深い愛情を求めてくる。

そして大事にされないと激しく攻撃する。

もし過去に戻れるのなら、きっと私は自分に言うだろう。

まだ社会に出たばかりで何も分からなかったあの頃の私に。

『その人だけは止めておきなさい』と。

夫のおばあちゃんが亡くなった

突然の知らせ 夫の母方のおばあちゃんが亡くなった。 遠方に住んでいて、大人になってからはほとんど会うことは無かった。 それでも、やはり堪えたようで。 いつもは絶対にしないのに珍しくお義兄さんに連絡したり、過去のエピソードを話してくれた。 寂しそうに、 「もう一度会いたかった」 と...