2025年9月17日水曜日

家を出る前、義両親に別居の相談

一緒に暮らすのは限界だった

私たちは突発的な出来事により家を出た。

夫との生活は非常に苦しく辛いものだったので、心の中ではある程度の準備はできていた。

ただそれは漠然とした思いであり、具体的なことなど何一つ決まっていなかった。

毎日夫の機嫌を窺がいながらの生活。

心休まる時間も無い。

何度も限界を感じて義両親にも相談したけれど、

「夫婦の問題は夫婦で解決して」

と突き放された。

こんなこと他の人には話せない。

唯一話せるのは現状を知っている義両親だけなのに。

その義両親にも突き放されたら一体誰に相談すれば良いのだろうかと悩んだ。

不満を抱えながらもギリギリのところで踏ん張っていたある日、心がポキンと折れるような出来事が起きた。

そう。

あの家を出た日のことだ。

多分、あの事が無かったとしても夫とは別れていたと思う。

どんなに強い意思を持っていても気力というのは永遠には続かない。

愛情や思いやりという補充もなく、ひたすら削り取られるだけの生活。

救いが無かった。

段々と追い詰められた私は、夫と離れて生活することを夢見るようになった。

ここに夫が居なかったら・・・。

一瞬そんな生活を想像して幸せを感じられても、目を開けば夫はいつもそこに居る。

家という閉鎖的な空間で傍若無人に振舞っている。

現実をそのまま受け入れるにはあまりにも辛くて、想像の中に逃避した。

そして、『早く今日が終われば良いのに』と思いながら布団に入った。


ネットで相談の書き込み

現実的に相談できる相手が居なかった。

だけど自分の中だけで消化できなくて。

思い切ってネット上の顔も知らない人々の意見を聞くことにした。

ああいう類の物は無責任なことを言う人も大勢いる。

それを差し引いても誰かに聞いて欲しかった。

最初にレスがついたのは、書き込んでから数時間が経過した頃だった。

当たり障りのない内容ではあったが、私のために助言をしてくれているということが嬉しかった。

気を良くした私は新しい書き込みがないかを頻繁にチェックするようになった。

次々と書き込まれるレス。

その内容に喜んだり落ち込んだり。

中には親身になって考えてくれる人も居て、一人感激して涙ぐんだりもした。

モラハラを私のせいだと言い切る意見にはショックを受けた。

あれが全て私のせいだなんて、そんなバカな話ある?と思ったけど。

書き込みは自由だからね。

よほど酷い内容でなければ、それも含めて覚悟した上で相談しなければならない。

結局、それらのレスの中から『別居』のアドバイスに心動かされ、義両親に相談することにした。

と言っても、まさか『ネット上で相談したらこんな助言があったよ』とは言えないので。

「精神的に参ってしまって、しばらく離れたいんです」

とだけ伝えた。

少し離れたら、また違った見方ができるのではないかと期待した。

夫にしても、私たちへの酷い仕打ちを反省する良いきっかけになるのではないかと思った。

家を出る前、義両親に別居の相談

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