2025年4月26日土曜日

義両親からの呼び出し

断れなかった義両親からの頼み

6月某日。

私は再び義両親に会いに行った。

今度は子どもも一緒に。

「(子ども)ちゃんに会いたい!」

と言われ、断ることができなかったのだ。

最初は何だかんだと理由をつけて

「ちょっと難しいです」

とやんわり拒絶していたのだが。

「まだ離婚したわけじゃないのに会えないのはおかしい」

と言われ、渋々OKしてしまった。

本当は気持ち的には行きたくなかった。

でも、こんな宙ぶらりんな状況では仕方がないと今回受け入れることにした。

こうやって書いてしまうと上から目線のように思われてしまうかもしれないが。

会ったら子どもに何か言うのではないかと気が気ではなかった。

情に訴える作戦にでも出たら、きっと子どもは『可哀そう』となってしまう。

まだ小学生なのだから裏の裏を読むなんてことはできない。

それを利用されるのではないかと危惧した。

それと、前回『夫は来ない』という約束も守られたけれど。

今回もその約束が守られるだろうか、という不安もあった。

そんな色んな不安を抱えながら、当日待ち合わせ場所へと向かった。

子どもには、

「久々に(夫実家の)おじいちゃん達に会いに行くよ」

とだけ告げた。


ファミレスで久々の再会

待ち合わせ場所に選んだのはファミレスだった。

ファミレスなら、万が一いざこざが起きても人が大勢いて安心できるから。

それに、子どものメニューもたくさんある。

当日は約束の時間よりも少し早く着いた。

そして義両親はそれよりも早く到着していた。

二人は窓際の席に並んで座っていて、外を眺めていたお義母さんはいち早く子どもの姿を発見したようだった。

まだ店内に入っていないうちからこちらに気づき、入り口の方まで迎えに来てくれた。

「早かったわね」

と子どもに声をかけ、何だか嬉しそう。

子どもは

「パフェ食べたい」

と言いながら席に座った。

お義父さんも子どもの前では話す内容に気を使っているように見えた。

ただ、時折深刻な表情で

「私たちもこんなことになっちゃって困っている」

と言うから、子どもも困ったような表情になっていた。

小学生とは言っても状況を理解することはできる。

家を出て、遠く離れた場所から学校に通って。

行き帰りはママが送り迎えするから一人で移動しないように、と言われ。

『いつも通りではない』ことは痛いほど分かっていたはずだ。

だからなのか、

「みんな困ってるよ」

とポツリと言った。

それを聞いたお義父さんは、

「そうだよなぁ。困ってるよな。どうにかならないかな、(子ども)ちゃん」

と、まるで子どもに解決を促すような雰囲気になった。

この流れはまずい。

聞いた瞬間にそう思った私は、お義父さんの意図を理解しつつブロックした。

「(夫)さんと私とで話し合うしか方法は無いですね」

期待したような方向にいかず、お義父さんは不満そうだったが私はホッとした。

始まった直後からこんな感じだったので数分でどっと疲れが・・・。

しかも、話している最中ずっと夫が合流するのではないかと怯えている状況で。

メンタル的にもギリギリだった。

そして義兄は家も妻も失った

残ったのは借金だけ お義兄さんたちとの連絡を絶った。 元々直接つながっていたわけではないのだが。 義両親からの連絡も、それ関連の時はだんまりを決め込んだ。 関わってもろくなことが無いというのは既に分かっていたこと。 それでも、夫との未来を考えている時にはできるだけ寄り添おうとした...