2025年4月28日月曜日

夫からの返信

思いがけない言葉

義両親に会いに行った日。

夜遅くに夫からメッセージが届いた。

その前に私の方から『部屋を引き払いたい』と伝えてあったこともあり。

その返事かな、と思った。

『出て行って欲しい』と伝えた時には速攻で罵詈雑言のメッセージが届くのではないかと身構えたけど。

待てど暮らせど返信は来なかった。

いつもなら怒りを爆発させて暴言を吐かれるところだ。

それが何も言ってこないなんて。

反応が無いというのは想像していなかったので少し戸惑った。

その後義父母と会うことになって行ったわけだけど。

子どもと会わせてあげられたのは純粋に良かったと思う。

内心はあの後だから怒った夫が来ているのではないかと勝手に怯えていた。

でもちゃんと約束通り、義両親二人だけで来てくれた。

久々の孫との再会といっても、時間的には短くなってしまったから。

もしかしたら物足りないと思われたかもしれない。

それでも、会わずに数か月を過ごすよりは、少しでも言葉を交わして近況を報告できたことは幸いだった。

メッセージが来たと気づいた時の気持ちは期待半分、恐怖半分と言ったところだ。

やっぱり怒っているんじゃないか、という思いが消えなかった。

『部屋を出て行けとはどういうことだ』となじられる自分を想像してしまい、携帯を持つ手が震えた。

画面を開く瞬間までネガティブなイメージが勝っていたのだが、それは杞憂だと分かった。

来ていたのはお礼のメッセージで、

『今日はうちの父や母に会いに行ってくれてありがとう。

(子ども)にも会えて喜んでいました。』

と書かれていたのだから。

あの人が御礼を言うなんて。

思わぬ反応に驚きつつ、会いに行って本当に良かったと思った。


機嫌の良い時に話を進めたくて

珍しく夫の機嫌が良いのかもしれない。

メッセージを見て、そんな気がした。

いつもは常に機嫌が悪くてちょっとしたことで怒って・・・。

何を言っても怒らせてしまうから、どうすれば良いのか分からないことが多かった。

それがこんな優しいメッセージをくれるなんて。

私は滅多に無いチャンスを逃してはいけないと思い、

「急かして申し訳ないけれど、部屋の話はどう考えてますか?」

と送った。

それから少しの間返信が来なくて、『失敗したかな』とドキドキしていた。

やっと返事が来たのは数十分後のことだった。

見る時にはもう緊張から手が汗ばんでしまって・・・。

ただ、最初のメッセージが意外なほど穏やかで良い感じだったので。

実はこのまま案外うまくいくのでは?とも思っていた。

でも、そこに書かれていたのは予想していたような言葉では無かった。

「その件は、もう少し待ってください。

 そちらの都合ばかり言われても、こちらにだって色々と事情があるんです。」

と少し強い言葉だった。

急に態度が硬化したように感じて頭から冷や水をかけられたような気持ちになった。

もう、これ以上攻めるのは難しいかもしれない。

墓穴を掘らないうちに終わりにしなければ。

私は『おやすみ』とだけ送ってゆっくり考えようと思った。

しかし、夫の方はやり取りを続けたかったらしくて、

「そちらは俺が家を出て行くのが当然だと考えているのですか?」

と連投してきた。

この流れはあまりよろしくないな、と感じた。

丁寧な言葉遣いだが怒りが見え隠れしている。

ちょっとしたことで爆発しそうな予感がした。

早々に切り上げたくて、

「私の方もまだ混乱していて、上手く説明できません。」

と慌てて送ったのだけれど。

それが良くなかった。

すぐにまた返事が来て

「自分でも説明がつかないような状態なのに、あんなお願いをしてきたんですか?

 非常識ではないですか?」

とまるで脅しのような口調に変わった。

実際にあれはお願いなどではなく私の本心だった。

夫が怖くて文面的にはお願いするような感じになってしまったが。

『出て行って欲しい』というのは私の明確な意思だ。

それを夫は受け入れられないようだった。

実はあの時、迷ったけど更新の時期だということは知らせなかった。

結果的にはそれで良かったのだと思う。

多分、一気に追いつめるようなことをしたら夫は爆発していた。

あらゆる手段を使って私たちを探し出していただろう。

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