2025年4月4日金曜日

元夫との復縁をすすめてくる知人

モラハラや虐待を理解している人は多くないのかも・・・

知人と話をしていた時のこと。

唐突に、

「元旦那さんと復縁する気は無いの?」

と聞かれた。

これが全く事情を知らない人の話ならまだ分かる。

でも、その人にはざっくりとこれまでの経緯を話してあった。

だから衝撃を受けてしまった。

モラハラや虐待って理解してもらうのが難しいのだと思う。

特にそういった事象とは無縁に生きてきた人たちにとっては。

ただ、こうやってそれを目の当たりにしてしまうと、やるせなさを感じずにはいられなかった。

全身の力が抜けるような脱力感。

家を出たり離婚の交渉をすることは、私たちにとっては命がけのことだった。

こんな目に遭った私たちのことを周りだって分かってくれるはず。

気づかないうちにそんな風に考えてしまっていたのかもしれない。

私はもちろん、

「復縁は絶対にないよ。あの生活に戻るなんて想像もできない」

とキッパリ否定した。

でも相手はその答えに納得できなかったのか、

「そうは言っても、離れてみて見方が変わることってあるでしょう」

と言ってきた。

離れてみて私は現実を知った。

自分の置かれていた状況をきちんと理解できるようになった。

『あー、あれは異常なことだったんだ』と気づいたのは家を出てからだ。

それまでは自分にも悪い所があるから夫を怒らせるんだと思っていた。

その後も、

「同じ人と再婚する人って案外多いらしいよ」

「まだ少しでも気持ちが残っているのなら、他の人にとられないうちに早めに動いた方が良いよ」

などとしつこく言ってきて、何だか嫌な気持ちになった。

「どんな所に惹かれて結婚したの?」

などと聞かれたって、今となってはもう良かった所なんて思い出せない。

記憶に残ってるのは怒った時の表情や声、無言の圧力だけだ。

子どもを叩いたり蹴ったりする姿も脳裏にこびりついている。

こうやって離婚した後もちょっとしたことで傷つき、誰からも理解されていないような寂しさを感じることがある。

相手も悪気があるわけじゃない。

世間話の延長でそんな話になっただけ。

そうだとしても、復縁という言葉を聞いただけで耳を塞ぎたくなった。


旦那さんが可哀そう、という世間の目

離婚した後、思わぬ攻撃を受けたことがある。

元夫と子どもの面会頻度を聞かれ、『会わせていない』と話した時、

「旦那さんが可哀そう!どんな理由があるにせよ父親ということに変わりは無いのよ」

と言われた。

本当は話したくなかったんだけど、仕方なく虐待の事実を淡々と伝え、

「子どもも会いたくないと思っているんです」

と言ったら、

「そうなるように誘導してるんでしょ。子どもの権利は奪っちゃダメ!」

と何故か憤っていた。

その人に怒られる筋合いは無いが、世間一般ではこういう見方をする人もいるんだなと勉強になった。

虐待に関しても納得できないようで、

「虐待って言っても感じ方は人それぞれだから。あなたがそう思っていても旦那さんは違うと思っていたわけでしょう?」

などと言われ、

「世の中は父親側が損をすることが多すぎると思うのよね」

と元夫に同情した様子だった。

母親が子どもを連れて家を出てそのまま離婚が成立し、父親がずっと子どもと会えていないという問題があることは知っている。

だけど、我が家とは全く別の問題だ。

それを一緒くたにされると本当に困ってしまう。

これが私を攻撃したくて言っているだけなら、そういう気持ちで聞き流せば良いんだけど。

「共同親権で少しでも不公平な現状が改善されれば良いのにね」

という発言から推察するに、恐らく本当に現状を憂いているのだとは思う。

『良い人なんだろうな』というのが分かるからこそ、残念な気持ちになった。

『同居していれば・・・』と悔やむ義両親

諦めきれない様子の義両親 『夫のことをどうしても許すことができない』と伝えた。 義両親と顔を合わせて話をするだけでも私にとっては気が重かった。 それなのに更に『夫との未来はもう考えられない』と告げなければならないなんて。 とても酷なことなのではないかと二人を案じた。 義両親だって...