2025年4月21日月曜日

家を出てから一週間が経過

周りの人々の優しさに感謝

あの修羅場を機に家を出てから一週間が経過しようとしていた。

状況は相変わらずで・・・。

解決の見通しは立って居なかった。

それでも、夫と離れて過ごした時間は私に自信を与えてくれた。

それまでは離れることに不安を感じていたから。

おかしな話だが、モラハラをする夫でも居ないよりは居た方がマシだと思っていた。

無価値の私が一人になったらやっていけない。

付き合い始めてからずっとそう言われてきたので信じ切ってしまったのだ。

だけど、離れてみて分かった。

私一人でもちゃんとやっていける、ということを。

子どもの事だって守ることができる。

それは夫にとって不都合だったに違いない。

離れて自信を持たれてしまったら、もう戻ってこないかもしれない。

だから焦って連れ戻そうとしたが、義両親がそれを止めた。

電話もこれまでなら引っ切り無しにかかって来ていたのに。

日数が経つにつれて段々と途絶えた。

義両親との話し合いでその理由が分かった。

『今しつこく連絡を入れても逆効果だから』と止めてくれていたようだ。

それで、急に連絡が無くなり、私は平穏な日常を取り戻した。

あまりにも急な変化に戸惑いもしたが、義両親の話を聞いて納得した。

そして有難いと思った。

そういう訳で少しずつ明るい変化も見られたのだが、職場への復帰はまだ先になりそうだった。

離婚の件も片付いてはいないし、子どもを残して出勤するわけにもいかない。

不安になって職場への連絡はこまめに入れたのだが、皆『心配しないで、大丈夫だから』と言ってくれた。

周りからずい分助けられて生きていたと思う。

私の勝手な都合で休んでいるのにもかかわらず、嫌な顔をする人は居なかった。

学校の先生からは時々連絡をもらった。

もう少しお休みすることを伝えたら、

「大丈夫ですか?何か困っていることはありませんか?」

と心配された。

その頃、私の心にはほんの少しだけ周りを見る余裕ができた。

だからなのか、皆の優しい言葉がスーッと溶けていった。

素直に『ありがとう』と思えることも嬉しかった。


離婚問題を進展させたい

夫から頻繁な連絡が来なくなったのは良かったのだが・・・。

離婚の話し合いを進めるタイミングも難しくなった。

私の方から電話やLINEをしたら『連絡OK』と思われてしまうかもしれない。

以前のような状態に戻りたくなくて躊躇した。

でも、待っているだけでは時間ばかりが過ぎてしまう。

あまりにも多くの時間を与えすぎてしまい策を練られてしまうことも怖かった。

以前聞いた話によると、夫の友人関係の中に弁護士がいるらしかった。

その人が出てきたら、私一人で太刀打ちできなくなる。

早めに決着をつけなければと焦り、悶々と考えていた。

夫の方は少しずつ諦めの気持ちも出て来ていたようで、

「もう待っていても無駄なんだな」

というメッセージだけが来ていた。

こんな風に考えること自体、だいぶ変わったのだと感じた。

離れてたった一週間でここまで変わることができたのだから。

もしかしたら私のせいで夫がおかしくなっていたのではないかとさえ思えた。

でもそれは勘違いだった。

きっとなかなか思うようにいかなくて少し弱気になっただけ。

この後、夫の友人が要らぬアドバイスをしたおかげで急に態度が硬化した。

変ってくれたのだと信じた私が馬鹿だった。

もしかしたら意外とスムーズに離婚できるかも、なんて思っていたのに。

相手は徹底抗戦の構えを見せ、調停も辞さないという態度へと変わっていった。

義両親からの思いがけない提案

夫のプレッシャーがきつい 収支を把握した夫は、協力するどころかプレッシャーを強めてきた。 「支払いを遅れるんじゃねーぞ」 という脅しと共に、問題はないのかをしつこく確認してくるようになった。 そんなに心配なら少しは解決策を考えてくれれば良いのに。 『全ての責任はお前にある』という...