2025年4月20日日曜日

「行かないで」と泣いた子ども

子どもに義両親に会いに行くことを伝えたら号泣

義両親と待ち合わせをしたのは土曜日だった。

その日なら先輩に子どもを見ていてもらえるから。

前の日に子どもに

「明日、おじちゃんとおばあちゃんに会いに行ってくるよ」

と伝えたのだが、途端に表情が曇って泣きそうな顔になった。

「それってパパも来るの?」

と聞くので、

「来ないよ。おじいちゃんがそう言ってたんだから」

と答えたのだが、

「うそ!パパは嘘つくからきっと来るよ!」

と怒ったように言った。

普段穏やかな子なので、この時の様子には内心びっくりした。

子どもが不安な気持ちになっているのに、そのまま行くことはできないと思い、

「絶対に来ないって言ってたから大丈夫だよ」

と安心させようとしたのだが聞いてくれなかった。

夜寝る前にも少しその話をした。

翌日急に出かけてしまったら子どもの不安が増すだろうと思って。

並んで横になり、天井を見つめながら、

「明日、ママ行ってくるけど。本当にパパは来ないから心配要らないよ」

と話していたら子どもが急にむくっと起き上がり、私にしがみついた。

「どうしたの・・・。まだ心配?」

と言いながら子どもの髪を撫でた。

その時、ふと肩を見たら少し震えているように見えて・・・。

慌てて電気をつけたら、子どもはポロポロと涙を流していた。

『大丈夫、大丈夫』と言いながら落ち着かせようとしても一向に落ち着く気配は無かった。

涙声で、

「ママ、本当に行くの?」

と聞かれ、

「うん、明日は行かなくちゃ。約束したから」

と答えたら号泣し始めた。

その声でリビングに居た先輩が飛んで来て、それから二人で子どもを説得した。

絶対にパパは来ないこと。

おじいちゃん、おばあちゃんとお話する必要があること。

これからママと(子ども)ちゃんが二人で暮らすために話し合わなければならないこと。

一つ一つ丁寧に説明したつもりだ。

それを聞いているうちに段々と子どもも落ち着いてきて、そのままスーッと寝てしまった。

泣き疲れたのもあると思う。

普段そんな泣き方をしない子なので、余程不安だったのだろうなと感じた。


義両親は子どもに会いたがっていたが・・・

待ち合わせ場所に向かう直前、私は子どもをギューッと抱きしめた。

「早く帰ってくるから待っててね」

と言いながら。

そうしたら、

「うん、分かった。お土産買ってきてね」

と言ってくれたのでホッとした。

一晩たち、大分落ち着いているようだった。

前の日の様子を見たらとても不安になったが。

きっと気持ちを切り替えることができたんだろう。

先輩も、

「一緒に遊んでたらあっという間だよ」

とフォローしてくれた。

そんなわけで当日は私一人で向かったのだが・・・。

義両親は子どもにとても会いたがっていた。

その気持ちも痛いほど分かった。

産まれる前はそれほどでもなかったけど、産まれた後は文字通り『孫フィーバー』が起きた。

そんなに興味が無いんだな、と思っていたのに一気に子どもに夢中に。

何をするにも『(子ども)ちゃんは?』と聞いてくるので、正直面倒くさいなと思うこともあった。

でも、それも全て愛情から来るものだ。

どうでも良い相手だったらそんな執着なんてしない。

きっと子どものことを大事に大事に思ってくれていたのだろうと思う。

その気持ちは本当に嬉しかった。

嬉しかったけど、それでもやはり連れて行くことはできなかった。

夫が絶対に来ないという保証も無かったから。

こうやって接触を避けているうちに夫も諦めがつくかもしれない。

いつか私たちの事なんて綺麗さっぱり忘れて幸せに暮らして欲しいと願った。

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