2025年4月25日金曜日

両親に家を出たことを報告

電話で話した時に姉にバレて・・・

ちょっと用事があると、姉から連絡がきた。

メッセージをやり取りするよりも話した方が早いかなと思い、

「電話でも良い?」

と送ったらすぐにかかってきた。

「あれっ?今日仕事は?」

と聞かれて、

「お休みもらったんだ~」

などとお茶を濁す私。

まさか、あれからずっと家に帰っていないとは言えなかった。

最初は他愛もない話をして、それから家族のことに話題が及び、

「で、今日は何で休んでるの?」

と唐突に聞かれた。

いきなり核心を突かれたのでドキッとしてしまった。

「会社で有給取得を促進してるんだよ」

とごまかし続けたのだが・・・。

姉は鋭い。

「本当は何かあったんでしょ」

とズバッと指摘された。

聞かれているうちに私も『もう隠しきれないな』と思い始め、観念して全てを打ち明けた。

先輩の家でお世話になっていることも話したのだが、

「うちに来れば良かったのに」

と言われた。

「それにしても、あの(夫)さんがね~。まさかそんな人だったなんて」

と、夫の本性を知って心底驚いているようだった。

ボロが出ないように徹底して良い人を演じていたのだから気づくのは難しいだろう。

それに、段々と周りとの連絡も取らなくなっていったから気づくチャンスも無かったと思う。

姉は私たちのことを心配したようで、

「一度ちゃんと話そうよ。(子ども)ちゃんのこともあるし」

と言ってくれた。

こうやって周りに心配をかけてしまうことも躊躇った要因の一つだったんだけど。

やはり知ってしまったからには見過ごせないようだった。

とりあえず近いうちに会おうと約束をして、両親にも報告すべきだと助言された。


両親にもやっと言えた

気が重かった。

伝えたら絶対に心配する。

それが分かっているのに伝えなければならないのかな。

直前まで迷ったが、思い切って電話した。

家を出る大分前から、実家の両親には連絡できていなかった。

いつも夫が嫌な顔をするから、したくてもできなかったのだ。

外に出ている時にちょっとかけるくらいはできたんだろうけど。

取り繕う気力も無かった。

私は元気だよ~、頑張ってるよ~って。

嘘をつくのがしんどくなった。

それに、帰り道の少しの時間では落ち着いて話すこともできなかった。

遅くなると文句を言われるし。

がんじがらめの生活の中で、私は段々と何もする気が起きなくなった。

色んな人に連絡を取れる時は、ある程度心に余裕があるんだと思う。

全く余裕の無くなった私は自然と人を遠ざけた。

数回のコール音の後、すぐに母の声が聞こえた。

その声を聞いた瞬間、涙が出た。

ごめんね、お母さん。

こんなことになっちゃって。

元気が無いのを悟られると更に心配をかけてしまうから。

懸命にいつも通りの私を演じた。

これまでのことをポツリポツリと話し始めると、母は最初悲鳴にも似た声をあげた。

でも徐々に黙り込み、時折相槌を打つだけになった。

恐らく私の話が衝撃的だったのだろうと思う。

一通りのことを話し終えると、母は

「帰っておいで」

と言った。

ずっと子どもと二人で暗闇に閉じ込められているような気持ちでいたけど。

そんなこと無かった。

まだちゃんと『助けて』と言える相手が居たんだ。

途切れていた糸が再びつながったような気がした。

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