子どもと携帯で連絡を取りたがる元夫
元夫は子どもを虐待していた。それは紛れもない事実で、子どもも私も深く傷ついている。
今更謝罪されても受け入れられないし、今後も必要以上に関わり合いを持つ気はない。
でも、元夫の方は認識が違うらしく、それほど酷いことをしたとは思っていないようだ。
未だに虐待だったということも認めてないんだから・・・。
これ以上話しても無駄ということだ。
離婚後、たまに連絡が来ることもあるのだが子どもには取り次がない。
声を聴くだけでもダメなのに話せるわけがないから。
ただ断るだけだと納得してもらえないから、色んな理由をつけて対応できないことを説明してきた。
そういう私も元夫とやり取りすることに抵抗がある。
声を聴くと精神的にきてしまうので滅多に出ることはない。
LINEも教えていないので、連絡手段はもっぱらメールか電話のみ。
思うように連絡を取ることができない元夫は不満を持ち始めた。
不満に思われてもね・・・。
自業自得って言葉がピッタリじゃないの。
あなたが良い人だったら私たちだってこんなに拒絶反応が出ないのよ。
そもそも離婚なんてことになってないと思うし。
それがこんな状況になってしまったのは、虐待やモラハラを繰り返したからでしょう?
もちろん100%元夫の責任だとは言わない。
私にも悪いところがあったのかもしれない。
夫の顔色ばかり窺うのではなく、もっと意見を言えば良かった。
怖くても最初の頃に立ち向かっていたら何か違っていたのかも、とも思う。
こんな状況にしびれを切らした元夫は、子どもと直接連絡を取りたいと言い出した。
「LINE教えてくれれば勝手にやるから」
と言われてゾッとした。
父親とのコンタクトを断固拒否する子ども
改まって言うのも違う気がして、普通の会話をしていた時に子どもに、
「パパがLINE教えて欲しいんだって」
と伝えた。
そうしたら、子どもの表情が一気に曇り、
「絶対に教えないで!」
と声を荒げた。
普段穏やかな子なのに、この時の言葉はとても強かった。
それほどまでに嫌なのだ。
私だって教えるつもりは無かったんだけど。
勝手に決めて断って良いものだろうかと悩んだ。
とりあえず話すだけ話してみて、それで拒否されたら正直に伝えようと決め、何気ない会話の中で聞いてみた。
まあ、この反応は予想できたんだけどね。
これで迷わず夫に断ることができる。
きっと怒るだろうけど、ハッキリ断らないと都合の良い解釈をされてしまうから。
遠回しな言い方をせずに明確な意思を伝えなければと思った。
まあ、断ったところで、多分これからも同じ話を何度もされるだろうけど。
「お前は子どもと一緒に住んでるから良いよな」
と嫌味を言う元夫。
一緒に住めないのはあなたがこれまでに散々酷いことをしてきたからだよ。
過去の色んなことを思い出したら、段々と腹が立ってきた。
LINEの件だって本当に自分勝手だ。
顔も見たくない、声も聴きたくないと言っている相手と無理やり連絡を取ろうとするなんて。
元夫には『子どもに聞いてみて』と言われたけど。
馬鹿正直に伝えずに断れば良かったのかな、と後悔した。
元夫の話題を出すことで子どもをまた傷つけてしまったかもしれない。