2025年1月8日水曜日

モラハラ夫に綺麗でいることを強要された日々

見た目を気にする夫は妻に厳しい

夫は私の見た目をとても気にしていた。

綺麗にしている時には嬉しそうだった。

それは恐らく周りの評価を気にしていたからだと思うのだが。

だからと言って夫自身がお洒落なわけではない。

どちらかというと訳の分からない文字が印刷されたTシャツを着たり。

どう見ても上下が合っていないだろうという組み合わせでも平気な人だった。

平気というか、それがお洒落だと思っていた節がある。

実は私は幼い頃からファッションが大好き。

大学生の頃にはたくさんの服を買った。

自分に合いそうな物を見つけたら試さずには居られなかったし、可愛い服には目が無かった。

それなのに、独特なセンスの夫に

「その服はこの間のシャツとの方が合うと思うよ」

なんて助言されると本当に困ってしまった。

良いんだよ。ファッションなんて自分たちが好きなように楽しめば。

でも、夫の場合は人に強要するから質が悪かった。

まさか大好きなファッションのことまで夫に指示される生活を送るなんて。

大学生の頃までの私が聞いたらきっと嘆き悲しむよ。

不満を持ってはいても、夫はとても怖かったので表面上は『そうだよね』と言う通りにしていたのも良くなかった。

夫は自分の意見が正しいのだと自信を持ってしまい、どんどん口を出すようになってしまった。

夫の顔色を伺いながらお洒落をするのはちっとも楽しくない。

趣味も根本的に違うし、だからといって指摘する勇気も無いし。

そんなこちらの気持ちも知らず、夫の中で会心の出来という服装の時には

「それ可愛いね」

とご満悦だった。

やめてよ。

可愛いとか言わないでよ。

私はそう言われるたびにゾッとした。


夜の生活を避けるために、あえて身なりを整えなくなった

夫から褒められるのが怖かった。

それは、その言葉の先を予測してしまうからだ。

不機嫌なことが多かった夫が時々機嫌を良くしている時には決まって夜のお誘いがあった。

特に私がお洒落をして綺麗にしていたりするとその気になってしまう。

だから、あえて身なりを整えずにズボラな生活を送るようになった。

こんなに汚らしくしてるんだから大丈夫でしょ。

自分を安心させるために、どんどん身なりを気にしなくなった。

そうは言っても会社に行く時には家に居る時のような恰好はできない。

それでギリギリセーフくらいの服装を心がけるようになり・・・。

それがデフォルトになってしまった(笑)

お洒落も好きだけど、気の抜ける格好というのも楽で良いね、うん。

これで大丈夫だろうと思い込んだが、夫はそんな風に気の抜けた服装でも結局は定期的にその気になってしまった。

本当に気持ち悪くて気持ち悪くて。

どうしたらこんなに相手を嫌悪できるんだろう、と自分で思えるほど夫のことを心が拒絶していた。

触れられたところがゾワッとして。

耳元で囁かれると気を失いたくなる。

その最中はもう舌を噛みきりたいくらいの衝動に駆られた。

あの時はひたすら『嫌だ嫌だ』と思ってたんだけど。

今冷静な視点で考えてみると。

子どもを殴った手で触れられることが嫌だったんだ。

泣いている子どもを殴っていたぶって散々悲しませたくせに。

その手で今度は私にすり寄ってくる。

修羅場の最中は子どもも私も心を殺してただ嵐が過ぎるのを待っていた。

嵐が過ぎたと思ったら、今度はこんな過酷な時間が待っているなんて・・・。

どんなに汚くしていても夫のその手を遠ざけることができないんだと分かったら、言いようのない絶望感に襲われた。

モラハラ夫に綺麗でいることを強要された日々

見た目を気にする夫は妻に厳しい 夫は私の見た目をとても気にしていた。 綺麗にしている時には嬉しそうだった。 それは恐らく周りの評価を気にしていたからだと思うのだが。 だからと言って夫自身がお洒落なわけではない。 どちらかというと訳の分からない文字が印刷されたTシャツを着たり。 ど...