朝一番に銀行で引き出し
今日は待ちに待ったお給料日。朝、同僚に
「今日はお給料日だね」
と声を掛けたら、
「そうか。忘れてたわ~」
という返事がかえってきた。
言ってみたいわね、そんな台詞。
私なんて半月前からあと何日かを指折り数えていたのに。
意識しないということは、それだけ余裕のある証拠だ。
そんな生活を送ってみたいなぁと思いつつ、自分と比べてしまった。
思えばずーっとカツカツの状態で暮らしてきた。
結婚したって夫はすぐに無職になってしまったし。
私のお給料も高くはない。
だから、日々節約に励んできた。
広告は欠かさずチェックして、安い物を見つけてはメニューを考えている。
そんな毎日の中でも、ちょっとした楽しみがあり・・・。
お給料日にはスーパーで100円程度のスイーツを購入するのが習慣になっている。
これは子どもも非常に楽しみしていて、
「今日はどんなの買ってくるの?」
と聞かれることも多い。
最近では
「ラインナップを確認したら電話で教えて」
と言われるようになったので、売り場で確認して伝えている。
だから今日はご褒美の日ということで、朝からとてもテンションが上がっていた。
こういう日が無いとやっていられないよって思うんだけど。
単純だから美味しいものを食べたらすぐに元気になっちゃうんだな(笑)
お給料日でも大半の使い道は既に決まっている
お給料日は嬉しい。
嬉しいんだけど、使い道はほぼ決まっているので自由になる分は少ない。
自由になると言ったって世間で言うようなお小遣い的なものではなく。
意味合いとしては食費に分類される。
だから、残金を食費として計上して、どうやり繰りしていくかっていう話になる。
今はもう慣れたけど。
急に一人で家計を背負わなければならなくなった時には途方にくれた。
最初は元夫と共働きで生活していて、家計もそれなりだった。
二人とも正社員で働いていたし、夫は専門職だったから私よりもかなりお給料が高かった。
それが急に夫が仕事を辞めることになり・・・。
家計の4割程度を担っていた私のお給料で全てをまかなうことになったんだから。
はっきり言って無謀だ。
生活レベルを下げるどうこう以前に、暮らして行けるのかという問題に突き当たった。
それで義実家での同居を促されたわけだが、断り続けたお陰で今の生活があると思っている。
万が一義実家に入ってしまったら、そう簡単には離婚できなかっただろう。
義両親が全力で阻止してくることは明らかだったし、夫はそんな義両親を上手く利用したに違いない。
離れていれば影響力を減らすことができる。
あの時に粘ったお陰で離婚時に対峙するのは元夫とだけで良くなり、余計な負担を軽減できた。
これは私のダメなところなんだけど、情に訴えられると弱いのよ。
本当は嫌だと思っていても、相手の思いを汲んでしまうことがある。
離婚問題に関しては絶対に元夫のペースに乗せられてはいけないと考えていたので、結託されない環境で進められたことは良かったと思う。