2025年1月25日土曜日

元夫を「優しそうな人に見えたのに」という母

思い込みで発言する母

うちの母はことあるごとに元夫のことを『優しそうな人に見えたのに』という。

そういうの、本当に止めて欲しい。

悪気が無いことは分かっていても気分の良いものではない。

優しそうに見えたって、実際はあんな人だったんだから。

そんな意味も無いことを言わないで欲しいのに、その話題になると何故か、

「話し方なんかも優しくてさ・・・」

と止めるどころか膨らませようとしてくる。

母にはそう見えたのなら、きっとそういう風に振舞っていたということなんだろう。

実際、元夫は人を騙すのが非常に上手かった。

だから、本性を見抜けなかったとしても不思議ではない。

ただ、離婚することになった時にどのようなことをされてきたのかを散々話した。

離婚なんて田舎ではあまり受け入れられないはずなのに両親がすぐに納得してくれたのは、あの酷い生活を知ったからだと思った。

きっと初めて聞いた時は衝撃を受けたことだろう。

だけど、段々と薄れてきてしまったんだよね。

今でも離婚に対して何か言われることはない。

ただし、元夫に関しては印象が少し違ってきているように思う。

この発言からも分かるように、そこまで悪い人ではなかったと思いたいようなのだ。

もしそうなら私たちだってこんな決死の脱出をしていない。

家を出た後も安全に過ごせるのか不安で夜も眠れない日が続いた。

その事情をよく知っているはずの母。

その母が何故か『元夫が悪い人では無かった』という風にしたいようだった。

何も言わずにスルーしたら、また同じことが繰り返される。

そう思って、『どう思おうが母の勝手だけど、それを口に出すことは止めて欲しい』とお願いした。

それを聞いたら子どもだって悲しむ。

そんな良い人なのに、なぜ虐められたの?と思うだろうから。


結婚してから数年後に夫は豹変

付き合っている頃もモラハラだった。

でも、気の強い人なんだなという位にしか思っていなかった。

世間知らずだったなぁと我ながら思う。

何を言われても何をされても、夫の方が社会経験もあって賢いから従わなければと考えていた。

最初は従順だったから、扱いやすかっただろうな。

でも段々と衝突することが増えた。

衝突と言っても真向から言い合いをするわけではない。

不満を持って素直に聞けなくなっただけなんだけど、夫はそれを許さなかった。

反抗的な態度を取ると、私が反省するまで怒ったり無視をするようになった。

無視されている間はまるで一人ぼっちの空間に閉じ込められているみたいで寂しかった。

ここには友達も居ないし、実家も遠い。

お姉ちゃんだってすぐ傍には居ないから、頼れるのは夫だけだった。

その夫に強く当たられているんだから、絶望するのも当然だろう。

怒った時の夫があまりにも恐ろしくて、子どもができたらどうなるんだろうと不安に感じることもあったけど。

子どもの存在が状況を改善してくれるかもしれないと安易に考えてしまった。

その結果がこれだ。

最終的に子どもも被害に遭い、相談したかった家族とは疎遠になった。

疎遠になっている間、夫は両親や姉一家のことを良くは思っておらず、関係を遠ざけようとしていた。

多分会ったら私たちにするほどではないけど酷い仕打ちを受けたはずだ。

私も必死で隠し通そうとしたから、結局本当のところはどんな感じだったのかを知られずに離婚という結末を迎えた。

だから未だに元夫のことが分からないんだと思う。

最初の頃の猫を被っていた夫しか知らない両親。

会わせないようにしたことで母の中の印象が実物と乖離している。

それでもやっぱり疎遠にしていたことは正解だったと思う。

もし通常の付き合いが続いていたら、両親だって間違いなく傷つけられたに違いない。

そんなことになったら申し訳なくて合わせる顔がなかった。

ぬいぐるみは私の癒し

大人になっても大のぬいぐるみ好き 幼い頃からふわふわした物が大好きだった。 何か悲しいことがあっても私を癒してくれた。 最初は両親に買ってもらうことが多かったんだけど。 中学生くらいからは自分でも買うようになり・・・。 一人暮らしをし始めた時にはお気に入りの物をいくつか持って行っ...