2025年1月14日火曜日

夫に禁止されていたことを楽しむ生活

禁止事項の多かった結婚生活

私たちは夫から色んなことを禁止されていた。

例えばこたつ。

『寒い冬にこたつがあれば、どれほど快適なことだろう』と何度も思った。

だけど、夫は決して首を縦に振らなかった。

理由は簡単だ。

こたつは人を堕落させるから、と。

堕落している人を見たくないのだと言う。

こたつに入ることが、そんなに堕落しているように見えますか?

一体どんなイメージを持ってるんだと本当に理解不能だった。

うちの実家ではこたつを使っていた。

だから、遠回しにうちへの嫌味だった可能性もある。

ただ、そんな理由で決めていたのなら、うち関連のことは軒並みNGを出されることになる。

まあ、内心は下に見ている感じだったようなので、あたらずとも遠からずといったところだろうか。

最初はやはりうちの実家に対して気を使っていた夫。

それが段々とあからさまな態度を取るようになった。

きっと心の中で思っていたことを隠しきれなくなったに違いない。

だから両者を引き合わせる時にはいつもハラハラした。

両親に嫌な思いをさせるのではないかと気が気ではなかった。

それと同時に夫にも気を使わなければその後の生活に支障が出た。

子どもの誕生日とかイベントごとで集まる時も結構気を使っていたので、段々と疲れて集まることを止めてしまった。

それが狙いだったのかもしれない。

義両親が来るのは良くても、うちの両親が来るのは嫌だったとか。

多分そんな感じ。

こたつに関してもずっとダメだと言われ続けていたので、結婚している時には諦めていた。

離婚後の最初の冬、私たちはとうとうこたつを手に入れた。

小さくてこじんまりとしたこたつだった。

だけど快適で入っていると幸せな気持ちになった。

これは両親が買ってくれたものだったので、私たちを思い買ってくれたことも嬉しかった。


高熱でも気遣ってくれることなく、自分の体調不良ばかりアピール

夫は体調不良になることが多かった。

自分の体調の変化に敏感で、というか敏感過ぎてちょっとした変化にも一喜一憂していた。

最初は一緒になってオロオロしていたけど、気のせいであることがほとんどだ。

だから、段々と冷静に見られるようになって表面上だけ『大丈夫?』と声をかけていた。

鬼嫁と言われる人たちなら、こういう時に声も掛けないんだろうな。

だけど、うちでは声をかけなければへそを曲げてしまう。

いじけるだけならまだ良くて、我が家ではもっと酷いことが待っている。

全身から不機嫌オーラを発して猛烈な怒りをぶつけてくるし、時には家の中を破壊した。

そのため、声をかけないという選択肢は無かった。

自分のことに関しては神経質なほどなのに、私の体調不良には全く興味を示さなかった。

高熱で苦しんでいて病院にも行けなそうな時、

「保育園のお迎えはどうするんだ」

と真顔で言ってきた。

真っすぐ歩けないくらいなのに、何で行けると思うのか。

驚きつつも怒らせないように

「悪いけど今日はお願いできないかな」

と言ったら、深い深いため息をついて、

「はーーーーー。それくらいできないの?」

とウンザリした様子だった。

ウンザリなのはこっちだよ。

いつも100%私が送り迎えしてるんだから、こういう時くらい協力してくれても罰は当たらないのに。

あの時は無性に悲しくなった。

すぐにでも夫のことを放り出したくなった。

結局、熱でフラフラしながら地面に足がついてるかも分からない状態でマスクをして自分で迎えに行った。

帰り道、真っすぐ歩くことができない私を見た子どもが

「ママ、大丈夫?」

と心配そうに覗き込んだ。

幼い子どもでもこうやって心配してくれるのに・・・。

このようなことが蓄積されていき、少しずつ少しずつ愛情が失われていった。


カイロも靴下も却下

酷い冷え性だった私。

食べる物も自由にならず、夫が寝た後でないと寝てはいけないことなどが要因になっていた可能性もある。

夫が寝てから~と決められてしまうと睡眠時間を長くとるのが難しかった。

深夜のテレビを見ていて夜更かしをすることがあったし。

朝は仕事のために早起きしなければならなかった。

それで眠い中必死で耐えて、夫が寝たのを確認した後ようやく眠りにつくことができた。

時にはどうしても我慢できなくて、

「今日先に寝て良いかな?」

と気を使いながら聞くこともあったけど、絶対に許してくれなかった。

口では

「良いよ」

と言っていても、態度がそうは言っていない。

途端に機嫌が悪くなって横になっている私の傍まできてわざと大きな音を立て始めるので、そのまま無視して寝続けることができなかった。

だけど、あなたの機嫌が悪いからやっぱり起きるという風になると、それはそれでまた火に油を注ぐようなものだ。

そういう時にはやり忘れた家事を思い出して起きた体にしていた。

それなら納得してくれるから。

そういう生活だったので栄養バランスは悪く、常に寝不足だった。

冷え性になったのもそういうのが原因だと思っていたが、まさかそんなことは言えなかった。

せめて温かいグッズなんかを使いたいと思ってカイロとか足を温めてくれる靴下なんかを買おうとしたのだが・・・。

全て却下された。

冷え性になるのは生活習慣が乱れているからだと言われた。

整えたくても夫に合わせていたら無理なのに。

『与えられた環境でどうにかしろ』と言われ、何もできずただ我慢した。

今はもう、何でも自由に選ぶことができる。

ただ・・・。

そんな生活してこなかったので、最初は買い物しすぎてしまった(笑)

最近の注目アイテムは【まるでこたつソックス】なんですが、これって凄くないですか?

吸湿発熱素材が使われていて冷えないんだそうな。

足首も発熱素材でカバーして、はいているだけで三陰交の部分に温熱刺激を加えるらしい。

私は冷えすぎてよく足が攣ってしまうので、こんなアイテムを待ってました!

寝る時用には、【まるでこたつソックス】がありますよ。

ぬいぐるみは私の癒し

大人になっても大のぬいぐるみ好き 幼い頃からふわふわした物が大好きだった。 何か悲しいことがあっても私を癒してくれた。 最初は両親に買ってもらうことが多かったんだけど。 中学生くらいからは自分でも買うようになり・・・。 一人暮らしをし始めた時にはお気に入りの物をいくつか持って行っ...