家計のピンチを救う『いざという時のためのお金』
私は自分のやりくりに自信がない。だから、いざという時のお金を用意している。
ただ、その『いざ』が頻繁に起こるものだから困っている。
普通は滅多にないから『いざという時のお金』なんだろうけど。
私の場合には、あのお金があったなといつも頭の片隅にあるので。
何とかなると考えてしまうのが問題なんだと思う。
今回は、本当にそのお金に助けられた。
子どもがクリスマスケーキの話題を出してきた時、正直焦ってしまった。
ただでさえカツカツで足りなくなる感じだったのに、その上更にクリスマスケーキなんて・・・!
スッカリ忘れていた私が悪いのだが、頭の中はプチパニックだった。
でも、それを表に出してしまうと子どもが遠慮して
「今年はケーキはいいよ」
なんて言い出してしまうから、物凄く普通な感じで
「そうだったねー。そろそろ予約しなくちゃ売り切れちゃうねー。」
なんて答えた。
それで、どういうのが良い?とか色々話してて。
子どもの嬉しそうな顔を見て、こういう時のためのお金なのだと思った。
家計は大変でも、子どもが喜んでいるのを見るのが嬉しい。
美味しい物とかきれいな物、楽しいこと。
そういう経験をした時の子どもの目は輝いている。
シングル家庭は色んな経験をしていないから、それが将来的に影響を及ぼすらしい。
もしそうだとしたら子どもには本当に申し訳ない。
せめて大きなハンデにならないように、できる限りのことをしてあげたいと思う。
夫に「ケーキ代が無い」と訴えたが無関心
ちょうど元夫から連絡があった。
もしかしたら、子どものためなら出してくれるかなと思って
「クリスマスケーキを買いたいけどお金がない」
と伝えた。
そうしたら、全く関心のない感じで
「ふーん」
と受け流された。
子どもに会いたいという割には、これっぽっちも関心を示さない。
愛情があって会いたいんじゃないんだよね。
ただ単に一人ぼっちの自分が可哀そうで会いたがっているんだよね。
予想通りと言えば予想取りだったが、この反応にはがっかりした。
だから、ちょっと意地悪なことを言った。
「子どもに会いたい割には、ケーキも買えないと言ってるのに助けようとは思わないんだね」
と嫌味っぽく言った。
通常の夫なら怒るところだが、この時は何故かちょっとバツが悪そうに
「今金欠なんだよね。年末に色々買っちゃって」
と言い訳をした。
相変わらず色々買ってるんだ・・・。
聞きもしないから分からないけど、その言い方だと働いてるなと感じた。
私たちと一緒の頃はずっと無職だったが、実家に帰った後は仕事をしていた。
最初の仕事は確か辞めてしまい、その後また探していたはずだ。
最初の仕事の時にお給料を結構もらってて、そのお金で買ったものを自慢された。
そんなに余裕があるなら、もしかして養育費をもらえるかな?と期待したけどダメだった。
その話になるとのらりくらりとかわされて、結局約束を取り付けることはできなかった。
どうせ仕事をしたって養育費をもらえないんだから。
それならどっちでも良いやと思って聞くのを止めた。
あの頃より私はずっと強くなった。
話すだけで心臓がドキドキして手が震えていたのが嘘みたいに。
もちろんまだ怖いし緊張感が走って声が震えてしまうこともある。
でも、以前だったらこんな嫌味を言うなんて考えられなかった。
それだけ成長してるってことなのかな。