2024年12月2日月曜日

夫の面倒を見ている義両親が弱ったら・・・

近くに居る義両親が夫の支え

夫は私のことを信頼していなかった。

口では一番大事だと言っていたが、それは嘘だと思う。

もし本当に少しでもそういう気持ちがあったとしたら、言ってることとやっていることがまるでかみ合っていなかった。

義両親のことが大事だというのはまだ分かる。

私だって両親が大切だし、ずっと元気で居て欲しい。

だけど、夫の場合にはたまに会う友人の方が大事だったのだから、そもそも私は家のことを上手くまわすという目的以外では不要だったのかもしれない。

最初はショックも受けた。

でも、途中からはもう『そういうものなんだ』と悟った。

ずっと悩んでいるうちに諦めもついた。

そういう人を選んだのは私だ。

だから最後まで自分で責任を負わなければならないと覚悟した。

傍から見ても義両親に依存していることは明らかだったけど、それは環境的に許されたからという部分もある。

お義父さんもお義母さんも求められるままに色んなことをしてくれていた。

それは本当に有難いと思った。

私にはできないことばかりで、二人が居なかったらどうなっていたか分からない。

だけど、そんな様子を見ていてふと『二人が弱ってしまって頼めなくなったら・・・』と不安になることもあった。

どっぷり依存している夫が、これからは頼れないと急に言われてもどうしたら良いかが分からなくなるだろう。

私だって、その分を全てふられるのは困る。

同じようにはできないし、きっと私のやることには夫が納得しない。

そもそも金銭的な面では同じようにすることは到底不可能だ。

夫が欲しいものとか必要な物を購入する時、貯金を下ろすようなことはしなかった。

軽~い感じで義両親に言っておくと用意してくれることが多かった。

代わりに購入することができない場合にはお金をこっそり手渡していたのを知っている。

精神的な支えでもあった。

私のことを頼りないと感じていた夫は、重要な相談を義両親にしていた。

だから、不安なことや心配なことが出てきた時の対応にもすぐに困るようになる。

そういう色んなことを考えたら、義両親の存在はとても大きかった。

居なければこの絶妙なバランスが崩れて一気に家族が崩壊するかもしれないと思った。

それを二人も分かっていて、健康にはとても気を使っていたのを知っている。

何も無い時でも数日おきに連絡を取り、息子中心の生活を続けていた義両親。

それなのに最後は恩を仇で返すようなことになってしまい、本当に申し訳ないことをしてしまった。


不安が現実になった時に見えてきた問題

ずっと義両親が弱ってしまったらどうしようという不安を抱えていた。

だけど元気だったし、内心は大丈夫だろうとも思っていた。

しかし、ある日突然お義父さんの具合が悪くなった。

誰も代わりになる人が居なくてただワタワタと慌てるお義母さんやお義兄さん。

夫も例外では無かった。

いつもはあんなに親に対して文句を言っているのに、急に弱気になって『どうしよう』と言うばかりだった。

そんなにショックを受けるくらいなら、いつもちゃんと大事にしてあげてよ!

そんな気持ちで夫を見ていたのだが、この時ばかりは私の冷たい視線にも気づかず義実家のことで頭がいっぱいだったようだ。

とりあえずこれからのことを話し合おう、と言うことですぐにお義兄さんが号令をかけた。

連絡を受けた皆が義実家へ。

入院したら着替えなどを持っていかなければならないし、サインが必要な書類もあるだろう。

そういうのが無くても頻繁に様子を見に行って容態を確認する必要がある。

毎日のように代わる代わる病院に足を運ばなければならなかったので、交代制にしようということになった。

問題は私が仕事をしていて時間的に自由がきかないことだった。

有給は使えるけど、頻繁には無理だ。

お義兄さんはポジション的に自由がきくため何とでもなるという話だったので、私もできるだけ協力しなければと思った。

子どもは保育園に預ければ夕方までは見てもらえる。

だから、上手く仕事を調整しながら4日おきくらいに通えるようにしたいと考えた。

しかし、ここで問題が発生した。

お義兄さんや奥さんが急に自分たちの頻度は減らして欲しいと言い出した。

それで揉めてしまい、兄弟げんかに発展した。

それをぼんやりと眺めていてつくづくお義父さんが居ないとまとまらないんだなと実感した。

結局揉めに揉めてお義母さんも気を悪くしてしまい、

「もう私が毎日行くから良いわ!」

と怒ってしまった。

そりゃーそうだ。

こんな時に病院に通う頻度で言い争いをするなんて本当に情けない。

義実家から帰る時、お義母さんがこっそり私に

「今日はごめんなさいね。こんなゴタゴタに巻き込んでしまって」

と言ってきたのだが、一番傷ついてるのはお義母さんだと思って

「気にしないでください。できるだけ私も行きますから」

と答えた。

帰りの電車の中で、夫はとても不機嫌だった。

「お前がもっと上手く立ち回らないから」

となじられた時には本当にはらわたが煮えくり返るような思いだった。

どうしてこの人は相手のことを思いやれないのだろうか。

涙を流したりショックを受けたりするのは、いつも自分が傷ついた時だけだ。

改めて自分のことばかりなんだなぁと思ったら酷く落胆した。

もう夫には何も期待できないのだと再認識した出来事だった。

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