キッチンで洗い物をしていたら・・・
我が家では時々不思議なことが起こる。給湯器からあり得ない音声が聞こえたり、消したはずのテレビがついていたこともあった。
ある時、キッチンで洗い物をしていたらまた不思議なことがあった。
我が家のキッチンの蛍光灯は古いタイプの物で。
電気を点けたり消したりする時の紐は金属のチェーンタイプになっている。
このチェーンがとても長いので、洗い物をするのに邪魔になる。
それで軽く括って短くしておいたのだが・・・。
金属という性質のためか、すぐに解けて元に戻ってしまっていた。
何度も解けるものだから色々工夫してみた。
試行錯誤を繰り返しているうちに、やっと解けない状態にできた。
入居から一か月以内にはその状態になっていて、その後数年間一度も解けていなかった。
あまりにも強固に括ってしまったので退去する時には元に戻せないと思ったほどだ。
これを今すぐ解けと言われたら絶対にできないな、なんて考えていたのに。
洗い物をしていたら急に解けて長い状態に戻った。
これが、その瞬間を見ていなければ『段々と緩んできていたんじゃないの?』と思えるけど。
直前にきっちり結んであるのを確認している。
しかも、解ける瞬間まで見てしまった!
その時、紐があり得ない動きをしていて目が釘付けになった。
驚きのあまり声も出ず、ただ息をのんでじっと見ていたら、まるで人が解いているかのような動きを見せて解けてしまった。
あれには本当に驚いたな・・・。
長いと邪魔だからもう一度結びたいのだが。
何となく怖くて今でも結べていない。
いっそのこと違う紐に変えてしまおうか、とも考えている。
あれから洗い物をするたびに気になって、ふと見てしまう。
でも、あんなおかしな動きをしたのは後にも先にもあの時だけだった。
風も無いのにカレンダーが揺れる
他にも不思議なことは多々ある。
例えば、リビングに画びょうでとめてあるカレンダーが風もないのに動くことがある。
軽くならまだ分かるが、ゆさゆさと大きく揺れることがある。
地震も無いし、隙間風も入ってきていない。
試しに顔や手、ティッシュなんかで確認してみたけど無風なんだわ。
このカレンダーは筒状になって売られていた物なので、最初は端の方が少し丸まっていた。
裏側に丸めてみても手で伸ばしても丸まってしまうので、重い本を重しにしてしばらく放置していた。
それでほぼまっすぐの状態になり、やっと壁にかけたのだが。
それから10か月が経過した頃、不思議な現象が起きた。
かけているうちに段々とまっすぐになっていったカレンダー。
秋ごろには筒状に売られていたとは思えないくらいの状態になっていたのに。
ある夜、突然異変が起きた。
テレビを見ていたら聞こえてくるツツツーと壁をなぞるような音。
ふと音の方向に目をやるとカレンダーのかけてある場所だった。
この時、最初の頃のように下の方がまた丸まっていた。
でも、湿度とか室内環境の問題かな?と思って気にも留めなかった。
それから一週間くらい経った頃に再びツツツーという音が鳴った。
前回も聞いているので、『またカレンダーか』と思いながら確認。
やっぱりカレンダーが壁に触っている状態で。
下の方が壁をなぞるように持ち上がっていっていた。
・・・と、それだけなら良かったのだが。
急に手で伸ばしたように真っすぐになった!
いや、これはもう人の手でやらないとこんな動きにはならないでしょ。
驚いて凝視していたら、一度ピンと真っすぐになった後再びクルンと丸まった。
こんな感じで、家の中の物が不思議な動きをすることがある。
世の中には科学では説明のつかないこともあるらしいから。
これらの件も理由なんて見つからないのかもしれない。
ただ、怖がりなので怖いのだけは止めて欲しいなぁ~。