2025年10月7日火曜日

気づいてしまった悲しい事実

オーバードーズは想定外だった

あのオーバードーズ事件は衝撃的だった。

まさかあんなことをするなんて想像もしていなかった。

元々危ういところはあった。

でも、いつも狂言ぽい感じなので本気で受け止めることはせず。

『寂しい』と言われても、『そうですか』という反応しかできなかった。

また私たちの気を引きたいのだろうな、という位にしか考えられなかったのは私だけではない。

義両親でさえそんな雰囲気だったのだから。

日ごろからどれだけ周りを振り回していたかが分かってもらえると思う。

本気で相手をしていたら、こちらの精神がもたない。

適当に流しつつ怒らせないように注意するだけ。

それが私たちの通常対応であり、あの時もそうしていた。

それがあんな大事になるなんて・・・。

少しも責任を感じていないと言えば嘘になる。

落ち着いた後、色んなことを考えた。

私たちが家を出たことが決め手になったのだということも痛いほど分かっていた。

引き留めるためにあんなことをしたのかな。

これで戻ってくると思ったのかな。

分からないことだらけだったが、私の心には再び重い重い鎖が巻き付けられた。

逃げようとしても逃げられない。

振り払っても振り払っても気が付いたらがんじがらめになっている。

そんな夫の執着を感じ、息苦しさに気持ちが負けそうになった。


子どもを連れて行かなかったのは間違いなのか

あの日、知らされた人たちは皆慌てふためき、何も分からないまま駆けつけた。

私もその一人だったが、子どもは連れて行かなかった。

到着して真っ先に、

「(子ども)ちゃんは?」

とお義父さんから聞かれたのだが、

「こんな状況では連れて来られませんでした」

と正直に答えたら、途端に機嫌が悪くなった。

「もし何かあったらどうするつもりだったの?会わせないままになっちゃうよ」

と非難され、夫の友人たちからも責められた。

「前から思ってたんだけど、あまりにも一方的すぎるんじゃない?」

とか、

「何でも自分の思い通りにしたい人って聞いてたけど本当だね」

とか、

「こんな時に会わせないなんて(夫)が可哀そう」

とか色んなことを言われた。

その中の一人が非常に感情的になっていて、涙ながらに『夫がいかに努力していたか』を語っていた。

それを聞いても表情を変えない私に腹を立てたようで、

「少しは思いやりを持って!」

と叫ぶように言ってきて、それでも黙っていたら

「こんなことになって、どうするつもりなの?!」

と詰め寄られた。

どうするも何も、私だって驚いてまだ何も考えられない状況だ。

夫が辛かったということだけは分かったけど。

だからといって戻るという気持ちにもなれず。

『これからどうしよう・・・』と呆然としながら考えていたら、何だか無性に泣けてきた。

人前では泣きたくなんかないのに、後から後から涙が出てきて止まらなかった。

それを見た一人が、

「今更反省しても遅いよ。何でもっと気づかってあげられなかったの?!」

と言っていたけど。

その時の思いは反省なんかじゃなかった。

ただ悲しくなっただけ。

『万が一夫に何かあっても私はきっと涙も流さないんだろうな』という事実に気づいてしまったのだ。

お義兄さんの元奥さんが頻繁に連絡してくる理由

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