2025年10月27日月曜日

「病院選びに失敗したのはお前のせい」と言う夫

何でも私のせい

はっきり言って夫の病院選びは上手くいっていない。

素人目に見ても選び方が悪いんじゃないかと感じる。

最初に体調不良がなかなか治らなくて『これは体というよりもメンタルなのでは?』と考え始めた頃は手探り状態だった。

どこの病院が良いかも分からず、ただひたすらリサーチする日々。

本来なら本人が探した方が納得の行く選択ができると思うのだが。

その頃の夫は具合が悪くて探すどころではなかった。

だから、私が代わりに探した。

普段から口コミを調べて候補を絞ることが多い。

その時も評判を調べ、4つまで候補を絞った。

最終的にその中から選んだ。

それを夫に伝えたところ、

「どういう病院?本当に腕は確かなの?」

などと質問され、

「評判は良いみたいだよ」

と答えたら、

「じゃあ予約取っといて」

と言われた。

また丸投げなんかい。

嫌だけど、断ると暴れるので仕方なく引き受けた。

ただ、その日は日曜日で予約を受け付けていなかったので、希望日時をメモして翌日かけることにした。

翌日は平日で仕事だ。

本当に会社の人たちには申し訳ないのだが、ほんの少し席を外して電話を掛けた。

そうしたら、新規の患者さんが予約できる日はだいぶ先だった。

あー、これを聞いたら夫がまた暴れるだろうな。

そう思ったけど言わないわけにもいかず、帰宅早々

「予約しばらく取れないみたい。〇月〇日あたりはどうかな」

と聞いたら、案の定激怒した。

これって私が怒られることではないと思う。

多分こうなるだろうと思ったから、一応電話で交渉したのだ。

でも、例外は認められないらしく、取り合えず後日かけ直すことを伝えて切った。

すぐに受け入れてくれなかったことにすっかりへそを曲げた夫。

結局その病院は、

「感じ悪い!もうそこは無しだ!」

ということになり、新たに探し始めた。


新たな候補を探すも、なかなか見つからず・・・

もう一度、病院探しをすることになった。

次に選んだのは、最初の所よりも少し遠い場所にあった。

でも評判も良いし、新規の患者さんを受け入れてくれそうな感じだった。

それで夫に、

「ここも評判良いよ。場所は(駅名)なんだけど」

と伝えたら、ふっと鼻で笑い、

「お前、馬鹿じゃねーの?そんな所行けねーわ!」

と怒鳴られた。

文句を言う時などは非常に声が大きく、元気に見える。

だから、本当に具合が悪いのだろうかと戸惑うことも多かった。

そんなに元気なら行く必要は無いんじゃないかと。

でも、勝手に止めてしまうと更に怒るので、ご機嫌を伺いながらあーでもない、こーでもないと行ってくれる病院を探した。

結局2つ目に提案した所は即却下され、3つ目を探すことに。

3つ目は最寄り駅の近くだが、情報が少ないので不安だった。

情報が少ないということは、通っている患者さんも少ないということだ。

それだと親身になって診てくれるか分からないから。

情報だけ伝えて、あとは夫の判断に任せようと思った。

それで、

「駅の近くにある病院なんだけど・・・」

と提案したら、あっさりそこに決まった。

多分近いというだけでOKしたんじゃないかとにらんでいる。

というのも、その病院の話しが出た時には間髪入れず、

「もうそこにするしか無いか」

と言ったからだ。

その後、予約を入れて最初の時だけ私も同行した。

そうしたら、珍しくお礼を言われた。

まあ、会社も休んでいるしね。

その次からはお義父さんやお義母さんが付き添い、しばらく通った。

順調だと思っていたのだが、夫はどうやら不満をためていたらしい。

ある日突然、お義父さんから

「もうちょっと合う病院を探せないの?」

と言われ、よくよく聞いてみると夫が医師に対して不信感を募らせているようだった。

ほどなくして通うことを止め、その時に言われたのが、

「お前のせいで時間を無駄にした」

ということだった。

結局、病院選びに失敗したのも全て私のせいになっていた。

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体調不良は自己責任 普段から些細なことで腹を立て、理不尽な怒りをぶつけてくることの多かった夫。 体調不良にも非常に厳しかった。 どんなに気を付けていても、風邪くらい引く時はある。 だが、夫はそれを許さなかった。 咳が出れば冷たい目で見られ、鼻をかめばため息をつかれた。 わざわざ近...