2025年10月23日木曜日

夫の病院に付き添うことに

義両親からの依頼

義両親が忙しくなり、友人たちにもそれぞれ自分の生活があった。

みんな夫ばかりに構っては居られないのだが・・・。

病院に一人で行こうとしないので困っていた。

表面上は『精一杯協力するつもりだよ』というスタンスでも、実際は違う。

誰かがやってくれるだろうと考え、率先して動く人も居ない。

まあ、それも仕方のないことだ。

あんな状態になった夫は本当に手がかかった。

時折友人にも我が儘を言っていた。

私たちはその何百倍もの仕打ちを受けてきたんだけど。

もうこの際そんなのはどうだって良いから誰か何とかしてくれ!と思った。

誰かが動かなければ、その役目は絶対に私にまわってきてしまう。

サポートなんてしたくなくて、できるだけ距離を取った。

でも、放っておいてはくれないのよね・・・。

義両親からこまめに連絡が来て、そのたびに

「本当に申し訳ないんだけど(夫)のことお願いね」

と言われた。

しらばっくれて、

「具体的には何をすれば・・・?」

と聞いてみたら、案の定

「一番困っているのは通院みたいだから、とりあえず病院のことはお願い」

と頼まれた。

やっぱりそう来たか。

私だって鬼ではないから、本人が暴言も吐かず『申し訳ないね』という態度ならやってあげても良いと思っていた。

でも、夫は私には非常に手厳しいので、ちょっとのミスも許さない。

ボランティアのように尽くしているのに、それに対して文句を言うなんて。

そんな態度に嫌気がさして何もしたく無くなったのだが、義両親からは

「大目に見てあげて」

と言われてしまい、仕方なく承諾した。


予約の丸投げも当たり前の夫

その頃、私の仕事も忙しかった。

子どもの送り迎えもあるし、家のこともある。

お世話になっている先輩に少しでも楽をしてもらおうと、家事も率先してやっていた。

その時思ったのが、相手が違うとこんなにも感じ方が違うのか!ということだった。

先輩のためにせっせと家のことをするのは全然苦じゃなかった。

むしろ、反応が返ってくるのが嬉しかった。

夫は何をしても『当たり前』で無反応だったから。

何か言ってくるのは失敗やミスを指摘する時だけ。

そういう仕打ちをしておきながら、頼み事をする時だけこちらに来ることに憤りを覚えた。

でも、渋々とは言え義両親に『分かりました』と言ってしまった手前、やらないわけにもいかない。

それで夫に連絡を入れたら、診察券番号と予約希望日時が送られてきた。

・・・えっ?

私が取るの?

とりあえず聞いてみようと思ったが、当たり前のことを聞くと怒る人なので躊躇した。

その情報が来たら予約に決まってるだろ!とか切れそうな気がして。

それで、『分かりました。その日時で予約を取ってみます』と送ったらスルー。

この場合のスルーは合っているということだ。

間違っていたらすぐに指摘を受けるはずだから。

結局このやり取りも数か月ほど続いた。

もちろん夫から感謝なんてされない。

周りも『当然』という雰囲気で、サポートを期待されていることは明らかだった。

その頃は離婚の交渉もほぼできなかった。

ずっと疑問に思っていたこと

自己愛性パーソナリティ障害は治るのか 予約を取って、通院に付き添う。 それは『妻』である私の仕事であり、快く引き受けるべき。 そう思われていた節がある。 用事があり断った時などは全方位から非難された。 私だって自分の生活がかかっているのに・・・。 誰にも頼らずに子どもを育てていか...