2025年11月26日水曜日

夫と幼馴染みの関係

子どもの頃から仲良し

夫と付き合い始めてから、何人かの女性との関係を怪しんだことがある。

と言っても私の立場は弱いので、心の中で『怪しいな・・・』と思うだけなのだが。

例えば幼馴染みとはずっと濃いやり取りを続けていた。

表面上はサッパリとした関係のように見える。

でも、実際はそうでもない。

夫が愚痴ったことを真に受けた彼女から苦言を呈されたり、改善を求められたことも。

どうやら我儘な妻だと思われている節があり、気に食わなかったみたい。

それでも夫の大事にしてる人だからと相手を立ててきた。

まだ夫に愛情がある頃は私も一生懸命だった。

悪い所を直して認めて欲しいという気持ちから、彼女の言葉も真摯に受け止めた。

言われたことに気を付け、今後同じことが無いようにするのだが。

そうすると、また新たなことで指摘を受けた。

好意的な態度や言葉などもらったことがない。

いつも言われっ放しで、どんどん自信が無くなった。

夫だけでなく周りの人たちからも色々言われてしまうなんて。

自分はなんてダメな人間なんだろうと落ち込むようになった。

彼女曰く、私は夫の歴代の彼女たちとタイプが違うんだそうだ。

そんなことを言われても、過去の彼女たちを知らないし知りたいとも思わない。

暗に『あなたは(夫)のタイプではないのよ』と言われているようで当初は少しだけ腹も立ったが、段々と違和感を覚え始めた。

あれっ?もしかしてこの人、夫(当時は彼)のことが好きなのかな。

そう考え始めたら全ての辻褄が合う気がした。

でも、その頃は私も夫との将来を考えていたから、彼女に気に入ってもらいたい一心で調子を合わせた。

結婚が決まった時に言われた言葉は、

「私の事、お姉さんだと思っていつでも頼ってね」

だった。


家族ごっこ

夫が休日に赤ちゃんだった我が子を連れて出かけた日があった。

日ごろ忙しくしている私を休ませようとしてくれているのだと思った。

実際、平日も仕事をしながらほぼワンオペで家の中のことも全てやっていたから。

週末になるとクタクタで一度寝るとなかなか起きられなかった。

そんな中で子どもを連れだしてくれたから、ちょっと感激してしまった。

だけど後で知ったのは、幼馴染みも来ていて三人でお出かけをしたという事実だった。

私たちも時々出かけていたけど、幼馴染みとはいつもは行かないような場所にも行っていた。

しかも、子どもに『ママ』と呼ばせようとしていたらしく・・・。

「まだしゃべれないのに、参っちゃうよな」

なんて言いつつも、夫はデレデレしていた。

夫と彼女の間には切っても切れない縁がある。

同級生で幼い頃から一緒で、家族みたいな間柄だということも分かっている。

ただ、その枠を超えた気持ちがあるように思えて、当時は非常にヤキモキした。

子どもを奪われるんじゃないかと不安にもなった。

それからも事あるごとに『ママ』と呼ばせようとするものだから、私もイライラして

「子どもが混乱するので」

と止めてもらうようにお願いしたら、

「そっちはお母さんと呼ばせたら」

などと、私の方を変えるように促された。

そういう事があったから、私の居ないタイミングで『ママ』と初めて言ってしまったら嫌だなと心配していた。

でも、その心配は杞憂に終わった。

絵本を読み聞かせしながら寝かしつけをしていたある夜。

突然、その瞬間がやってきたのだ。

私の目をじっと見ながら囁くように

「ママ、ママ」

と二回言った子ども。

嬉しくて、思わず名前を呼びながら抱きしめた。

夫は何故か残念そうだった。

事態が大きく動いた日

ずっと待ち望んだ言葉 その日、私は夫から、 やっと聞くことができた。 ずっと待ち望んでいた言葉を。 「実家に戻る」 そう告げると、 夫は大きく深呼吸をした。 何でも自分の思い通りにする人だけれど、 もしかしたらこの時は、 あの人なりに考えたのかもしれない。 考えて、考えて。 考え...