2025年11月25日火曜日

気持ちを引きずりながら午後も仕事

離れても夫や義両親が恐い

いったいいつまで怯えていれば良いのか。

夫や義両親のことを恐いと思うたびに未来を憂いた。

数か月が経過しても離婚問題が一向に進展しないことも気になっていた。

『相手のある問題だから』と多くの人は言うけれど。

夫とつながっているというだけで私たちの心は一気に窮屈になった。

たとえ物理的に離れていても安心することはない。

常に見張られているような感覚で過ごさなければならず、いきいきと過ごす周りの人たちが羨ましかった。

午後の仕事は気もそぞろで、はっきり言って集中できていなかったと思う。

それでもしっかりとこなさなければならないから、何度か気合を入れ直しながら業務にあたった。

ちょうど忙しい時期だったのが良かったのかも。

目の前のことに取り組んでいたら、あっという間に時間が過ぎた。

いつの間にかお迎えの時間になっていたのにも気づかず仕事し続けた。

またお義父さんが小学校に顔を出すかもしれないし、夫が来るかもしれない。

だから時間通りに向かわなければならなかったんだけど・・・。

予定の退勤時刻を10分ほど過ぎた頃、一緒に仕事をしていた同僚が急に驚いたような声をあげた。

「もうこんな時間!」

その声につられて時計を見ると、いつもなら電車に乗る時刻だったので私も慌てた。

でも、区切りが悪くてあと数分やっておいた方が次の日もスムーズだと感じて迷っていたら、

「残りはやっておくから、すぐに出た方が良いよ」

と促され、お言葉に甘えることにした。

私の場合、周りの理解があったので何とかやってこれた。

これが厳しく当たられたりしたら、余計に自己嫌悪に陥っていたに違いない。


示し合わせたように夫から連絡

仕事中は気づかなかったのだが、夫からも連絡があった。

お義父さんとの電話を切ったのが午後の仕事が始まってから5分後くらい。

その後のことだったので、明らかに業務時間内だった。

そんな時間に掛けられても困るとあれほど言っておいたのに。

私からのお願いは一切聞いてくれなかった。

内容を確認すると、義両親のことで。

『電話がいったと思うが、(義両親の)気持ちを汲んでやってくれ』とだけ書かれていた。

多分、事前にみんなで話し合って義実家に呼び出そうという流れになったんだと思うんだけど。

それをまるで後から聞いた風に言ってきた。

なぜそんな風にしたいのかは分からないが、どうでも良いような些細なことも隠したがる人だった。

そこでふと、『その日はもしかして夫も来るのだろうか』ということに気づいた。

万が一来るとしたら、更に状況は厳しくなる。

一対三になるし、しかも加勢に加わるのがあの夫なのだ。

弁の立つあの人が一人いるだけで、きっと私の言い分は100%通らなくなる。

子どもを連れて来ておらず一人で留守番させていることも責められるだろうと思った。

『何時間かかるか分からない話し合いを一人で待たせるなんて』と言われるのは目に見えていた。

それも全部あちらの策略で、次回は連れてくるように仕向けたいだけ。

実は、私が独りぼっちで子どもの面倒を見ている訳ではないことも薄々気づいているようだった。

色々と怪しんでいたに違いない。

先輩の存在を夫は全く知らない。

だからとても安全で、気を付けていれば居場所を知られる心配も無かった。

ただ、万が一知られてしまった時のことを想像すると不安しかなくて・・・。

もしそうなった場合に次の居場所を探さなければならないことも頭の痛い問題だった。

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