2025年8月20日水曜日

再度、夫に部屋を借りるよう催促

夫に出て行ってもらうために

お義兄さんがあーなってしまった以上、夫が義実家で暮らせる可能性はかなり低くなってしまった。

ここはやはり当初の予定通り、自分で部屋を借りてもらうしかない。

そう考えて交渉することにした。

ただ、この頃の夫は常に機嫌が悪くて、なかなか言い出せなかった。

どんな反応が返ってくるのか分からない恐怖。

当事者にとって、あの恐怖は言葉にできない。

それで身動きが取れず、自分から打診することができなかった。

仕方がないので、ちょうど連絡が来たタイミングでそれとなく

「部屋を借りる話はどうなったの?」

と聞いてみることにしたのだが。

返ってきたのは歯切れの悪い返事だった。

私からすれば、これだけでもかなり勇気のいることだったのにガッカリ。

まあ、予想はしていたんだけどね。

自分にとってメリットが無いのに率先して動くはずがない。

それでも他に手が無かった。

頭の中であーでもない、こーでもないと考えているとネガティブな思考に陥ってしまう。

結局、打開策を見いだせないまま、どんよりと暗い気持ちで過ごすことが増えた。

私は焦り始めるとそのことしか考えられなくなる性質なので、仕事中も常に夫のことが頭にあって、それもネガティブになった要因だと思う。

部屋を借りてもらう方法を絞り出そうとしても何も出て来なくて。

一人で勝手にプチパニックに陥ったりした。

当の本人は気楽なものだ。

仕事の文句を言ったり、義両親を小間使いのように使ったり。

一人、生活ペースを崩さない夫に対し、とてもイライラした。


お義父さんから伝えてもらうことに

本人に対して直接伝えるのは無理だ。

早々に断念した私は、お義父さんに伝言をお願いすることにした。

以前、夫から

「何か用事があるのなら俺に直接言って」

と非難がましく言われたことがある。

でも、その約束を反故にしてでも間接的に伝える方を選んだ。

それほどの恐怖を感じていたわけだが、依頼されたお義父さんは

「それじゃあ言っとくわ。どういう返事をするかな」

と軽い感じの受け止め方だった。

伝えてくれるのなら何でも良いけど。

怒らせないように上手く言ってよね。

依頼しておきながら、私はそんな図々しいことを考えていた。

これでボールはお義父さんの手に渡った。

と言っても緊張状態であることに変わりはなく、その後にどのような反応が返ってくるのかも怖かった。

夫が激怒しながら連絡してくる姿を想像しては震え上がる日々。

どういう結果が出るか分からない時間も地獄なのだ。

この時の返事はかなり遅くてヤキモキさせられた。

わざとじらして恐怖を与えているのではないかとさえ思った。

やっと返ってきたと思ったら、

「お前、その話何回すれば気が済むの?」

という逆切れの言葉。

その件については再三話し合って、夫のタイミングで出てもらうということで一度は決着した。

ただ、仕事も順調そうだし、お義兄さんはあんな感じだし。

出てもらうにはそのタイミングしかないと思ったのだ。

困ったなぁ。

夫の怒った顔が目に浮かぶような文面に怯え、途方に暮れていたら、いきなり想定外の条件を突き付けられた。

『引っ越しにかかる費用を負担してくれるのなら考えても良い』と。

その額も提示されていた。

それが、私にとってはあまりにも大きすぎる負担で。

どのような内訳なのかを確認したらなんと慰謝料も含まれていた・・・。

今考えると、あれは私を黙らせるための手だったのかもしれないと思う。

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