2025年8月29日金曜日

息子のゲーム密会を知った義両親

親って、子どもがいくつになっても親なんだな

夜な夜なゲームを楽しんでいた夫。

そこにはいつもあの女性が居て。

オンライン上でつながっているだけの相手だけど、二人はとても仲が良さそうだった。

私は夫から聞いた話しか分からないけど。

義両親の場合にはそれを間近で見ていた。

最初は話しながらゲームをしたりするというのがイマイチ理解できなかったようで・・・。

「今の若い人はああいうのが楽しいの?」

なんて、お義母さんが怪訝そうに言っていた。

この時はまだ純粋にゲームをしているだけだと思っていたみたい。

仕事を再開してストレスもあるだろう、という気遣いもあったのかもしれない。

それが段々と不快感を示すようになった。

こちらに連絡が来るのはごく稀だったが、その時にいつも、

「私たちはああいうのを良く思ってないのよ」

と言っていた。

ちゃんと息子を監視している。

間違いが起こらないように気を配っている。

そんなアピールをしている感じがした。

次第に二人の仲の良さにヤキモキし始めた義両親。

夫に苦言を呈することも増え、義家族内の関係もぎくしゃくした。

夫がお義父さんやお義母さんのことを、

「最近、口うるさいんだよ」

と愚痴ることがあったのだが、煩わしく思っているだけで改める様子は無かった。

そんな息子に更にイライラする二人。

夫の話からは、その様子が手に取るように分かった。

親って本当に大変だ。

子どもがいくつになっても心配したり怒ったり。

きっと私もそうなるんだろう。

当の本人は人の言うことを聞くようなタイプではないので、『俺に指図するな!』という態度を貫いていた。


義両親の邪魔の仕方が面白い

夫がゲームを始めると、義両親があの手この手で邪魔するようになった。

その方法が面白くて・・・。

例えば、わざわざそばまで行って急に咳き込んだり。

ゲームしているのを知っているのに、気づかないフリをして少し離れた場所から

「(夫の名)~!ちょっとこっち来て!」

と呼んだり。

唐突に瓶詰めなどを渡して、

「悪いけど、これ開けて」

と言ってみたり。

あまりにも頻繁にそういうことがあるものだから、夫が通話を切って怒ったら

「えっ、今誰かと話してたの?」

とすっとぼけた。

この話を聞いた時、声を上げて笑ってしまった。

もっと良い方法は無かったんかい。

これじゃあ怒らせるだけだよ。

なんて思ったけど、必死な様子が目に浮かび、何とも言えない気持ちになった。

ここまでするのは、やはり私たちに戻って欲しいからだ。

でも、もうその可能性は無い。

そんなことをしても無駄かもしれないと思いつつ、義両親は事態を悪化させないために動いているように見えた。

そう考えたら、私自身も義両親を傷つけている一人なのかもしれないと思った。

彼らの願いを阻んでいるのは、他ならぬ私の離婚への決意なのだから。

夫のおばあちゃんが亡くなった

突然の知らせ 夫の母方のおばあちゃんが亡くなった。 遠方に住んでいて、大人になってからはほとんど会うことは無かった。 それでも、やはり堪えたようで。 いつもは絶対にしないのに珍しくお義兄さんに連絡したり、過去のエピソードを話してくれた。 寂しそうに、 「もう一度会いたかった」 と...