2024年9月21日土曜日

パワハラ同僚の末路

どこにでもいるパワハラ社員

昔はパワハラという言葉自体になじみがなくて。

どこか自分とは関係ない遠い世界のお話だった。

でも、最近ではこの言葉も段々と浸透してきて、『あれはパワハラだったんだ!』と後から気づいた人も少なくないはずだ。

実は私の勤めている会社にもパワハラ社員がいた。

いた、というのは既に辞めているからだ。

今、パワハラに悩んでいる人が居たら、どうか諦めずに戦って欲しい。

相手は狡猾かもしれない。

あなたにだけ攻撃をしかけてくるのかもしれない。

だけど、悪いことをしている人たちって必ずどこかでボロを出す。

それまで待っていられない、という人はぜひ証拠をつかんで欲しいと思う。

物的証拠があれば、相手も言い逃れすることができなくなる。

口では負けても証拠があれば戦える。

もしそれも難しくて、今の状況に耐えられないと思ったら・・・。

どうか逃げて欲しい。

逃げることは決して悪いことではない。

負けることでもない。

最後は自分を守る選択をして欲しいと切に願う。


追いつめられて退職も考え始めたが・・・

パワハラをする人というのは、何故言い返せないような人をターゲットにするのだろうか。

もし本当に論戦上等!と思っているのなら、もっと手ごたえを感じられるような人を相手にすれば良いのに。

私なんて言われたらすぐにガーンとなって、落ち込んでしまう。

だから、きっと手ごたえなんてこれっぽっちも無かったはずだ。

それなに、相手は私に狙いを定めた。

実はその前にターゲットにされた人がいて。

その人は会社を辞めてしまっていた。

被害を受けていることが分かっていたのに、情けないことに私は何もできなかった。

次のターゲットが自分だと気づいた時も、『きっと誰も助けてくれないんだろうな』と思った。

それからは、些細なミスもしないように神経を尖らせて業務に集中した。

以前から気を付けてはいたけれど、これからは一切の隙を与えてはいけないと思った。

それなのに、相手は関係ないことで難癖をつけてきて、大勢の前で私を非難するようになった。

大声で怒鳴られたり、ありもしないことを密告されたりするようになった。

耐えきれずに上司に相談したのだが、この状況に気づいていないはずもないのに、

「僕は性善説を信じてるから」

「君も悪いところばかりでなく良いところも見るようにしたら」

と言われた。

絶望した。

もうダメだと思って、転職も考え始めた。

だけど、私はシングルマザーで転職なんて簡単にはできない。

もし私が失職したら、子どもを育てていけなくなる。

生活のことも不安だったし、それを夫に知られたら子どもを奪われてしまうのではと考えて怖くなった。

私さえ我慢すれば。

このまま耐えているうちに状況が変わるのでは。

どんなに辛くても現実的に身動きのとれない私は、結局しばらくは胃の痛くなるような生活を送り続けた。


私がパワハラ被害から救われた転機とは

社内に居る人たちだけでは、到底解決できる問題ではない。

だって上司や社長は見てみぬふりをしているのだから。

社長なんてひどいものだった。

耐えるだけで精一杯の状況なのに、私が変わるように求めてきたのだ。

『あの人もきっとこんな気持ちだったんだな』

同じような被害にあって辞めてしまった社員のことを思い出し、胸がギュッとなった。

元気が無くなり、電話の声も小さくなり、些細な仕事でもミスをするようになり。

自分でも普通じゃないと思っていたけれど、どうにもならない。

その異変に気付いたのは、普段は外で仕事をしている先輩社員達だった。

明らかにおかしい私を心配し、数名の人が声をかけてくれた。

もう自分の中で消化することができなくなっていたので、事情を聞かれた時には洗いざらい話してしまった。

そうすることで心が少し軽くなったのだが。

どうせ話したところで何も変わらないだろう、と諦めていたのも事実。

これまでにもっと上の人たちに相談しても変わらなかったのだから。

だけど、その人たちは動いてくれた。

私が安心して仕事ができるように、と。

まずは状況を整理するように指示されて、これまでにパワハラ社員にされてきたことをきちんとメモに残すように言われた。

指示に従って整理をしつつ、新たに受けたパワハラもこまめに記録に残す私。

段々と自分の置かれた状況も客観的に見れるようになった。

その証拠とも言えるものを持って、再び上司と話をした。

先輩社員からも事前に色々と伝えてもらっていたので、その時はスムーズだった。

やっと重い腰を上げた上司は、社長とも相談してパワハラ社員と話をしてくれることになった。

それでしばらくはおとなしくなったのだが、喉元過ぎるとまたパワハラをし始める社員。

自分たちが対峙してみて、初めてその社員の異常さに気づいたのだろう。

社長や上司は話している最中も時々声を荒げ、明らかに言い合いになっているのが聞こえてきた。

結局いつまで経っても直らないので、待遇面等でペナルティが与えられることになった。

それでも直らないので更に思いペナルティが与えられることになり。

最後は自分から辞めて行った。

まさか退職願を持ってくるとは思っていなかったので、本当に驚いた。

その瞬間、長く辛い生活から解放された。


パワハラやモラハラをする人に目を付けられないために

パワハラやモラハラをする人って、やっぱり大人しい人に目を付けると思う。

現に私がそう。

強く言えないし、言ったらどうなるだろうかと後々のことばかり考えてしまう。

だからパワハラ社員のターゲットになったのだと思うし、元夫からも好かれてしまった。

これからは目をつけられないように、嫌な時にははっきり『No』と言える人になろうと思う。

断りにくいことでも安易にOKはしない。

それと同時に、『この人もしかして・・・』と感じるような人が居たら近寄らないようにすることも大切だと思う。

気づかずに近づいてしまったら引き込まれてしまう恐れもある。

人の直感て意外とあてになるものなんです。

もし違和感を感じるような人に出会ってしまったら、すぐに気を許さずに少しの間観察して欲しいと思う。

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