妻よりも女友達を優先?!
結婚していた頃、元夫の行動には理解できないことが多々ありました。その一つが、妻よりも女友達を優先することでした。
別に、いつも私たちのことに全力を注いで欲しいと言っているわけではないんです。
要所要所で大事にしてもらえれば、それで良いんです。
それなのに、元夫の中で私たちの優先順位はとても低いらしくて、いつも後回しにされました。
何ならその辺の知り合いよりも下で、最下位だったかもしれません。
私も本当は段々と元夫の言動にはウンザリしてきていたんですけどね。
最後の方は『離れたい』ということばかり考えていました。
それでも一緒に暮らしていたら家族を優先すべきだったと思うんです。
でも、元夫は違いました。
この原因が私にあると言われたら、『まあ、そうかもね』とも言えます。
人の気持ちって態度に出るものですから。
だけど、それってお互い様。
元夫も私や子どもをないがしろにしていて、余裕があれば相手をするという感じでしたから。
その相手の仕方も優しくては無くて、不機嫌で脅すような口調でした。
そんな態度なら一緒に過ごしてもらわなくて結構!と思ってしまいます。
こんなことを繰り返しているうちに段々と愛情は無くなっていきました。
最後は空っぽ。
コップから水が一滴ずつ零れ落ちるように少しずつ無くなっていき・・・。
最後は空っぽになって何も残りませんでした。
元夫に対しての愛情が枯渇した私。
万が一彼女たちと何かあっても焼きもちを焼くことも無かったでしょう。
不出来な嫁でごめんなさいね
元夫からすれば、女友達の方がどの点においても素晴らしい存在だったみたいです。
事あるごとに比べられて、『○○(友達)はもっとこうだった』みたいな話をたびたびされました。
あなたの大好きなお友達と比較されてもなぁ~。
そもそも色眼鏡入ってるでしょう。
元々そちらの方が大事で、全てにおいて優れていると思っているのだから、私に不満を持つのは当たり前です。
そもそも基準が、夫が勝手に決めた基準なんです。
それをあたかも世界標準みたいに話されたって、こちらも素直に聞くことはできません。
そんなに彼女たちがお気に入りで素晴らしいと思っているのなら、もう私たちを手放してそのコミュニティで過ごしたら幸せなんじゃないですか?
いつも、そう思っていました。
でも口には出していません。
反抗的な態度を取ったら、それこそ攻撃材料を与えてしまうことになります。
その鉾先が自分に向くのならまだ良いんです。
子どもに向かってしまった時などはとても後悔します。
だから何か言葉を発する時には、【夫を怒らせないか】を常に考えました。
その結果、元夫にとっては快適な環境が出来上がりました。
何を言っても反論されない。
指摘をすれば従ってくれる。
まさに王様のようです。
「そんなこともできねーのかよ!」
蔑むような目で私を見る夫。
機嫌が悪いと、そのまま物を投げたり捨てたりすることも・・・。
怒鳴られると耳の奥がジーンとして、それから恐怖で胸がドキドキしました。
こんな仕打ちを受けて悔しくて泣き出したい時でも、じっと耐えました。
大抵は家族三人でいる時に起きることです。
でも、義両親がその場にいたこともありました。
執拗に責められる私を見て、義母は
「ごめんなさいね」
と謝ってくれました。
謝ってくれましたけれど、暗に【我慢してやってくれ】という空気を匂わせていました。
SOSを出しても助けてはもらえない。
そう確信しましたが、心配をかけたくなくて両親にも相談できませんでした。