2025年11月3日月曜日

子どもの進路-理系以外は認めない!と言うモラハラ夫

文系を見下し、全否定

子どもが元気で楽しく過ごしている姿を見ると、しみじみと幸せだな~と思う。

親だから色々と欲は出てくるが。

結局は元気で居てくれるだけで良い、という所に落ち着く。

それが夫には理解できないようだった。

親なら子どもを『もっと高い所に』と思うのは当たり前だろう?と。

私だって欲が無いわけじゃない。

ただ、その欲は私の理想を押し付けたいのではなくて、ただただ子どもの将来を想ってのことだ。

幸せに過ごして欲しい。

その一心で良い所を伸ばしてあげたいと思った。

それを、よく夫に馬鹿にされた。

「お前は甘いんだよ」

と鼻で笑われ、

「世間の厳しさを分かってない」

と非難された。

夫がヤキモキしていたのは、私の将来への展望に具体性が無いからだそうだ。

ふんわりと『こんな感じになって欲しい』じゃダメなんだそうだ。

親の役目を放棄しているとまで言われ、

「俺は理系しか認めない!」

と断言された。

何故だか夫は理系信奉者だった。

学生時代のハードさが全然違うとかで、よく私にも

「お前は学生時代暇だっただろ?」

と言っていた。

うちは大学時代が夫と被ってないんだけど。

もし同じ時期で偶然すれ違うことがあったとしても、きっと友達にはなれなかった。

それくらい、合わない二人だと思う。


保育園時代から算数ばかり

理系に進んで欲しい夫にとって、日々の勉強は大事だった。

「幼い頃から数字に触れさせて数学的センスを伸ばしたい」

とよく言っていた。

それが無理のない範囲で行われているのなら私も何も言うつもりは無かったのに。

夫の指導はどんどんエスカレートしていった。

スパルタ教育によって疲弊していく子ども。

できないと怒鳴られて叩かれて、ご飯抜きを宣告される。

これが虐待でないと言うのなら一体何なのか。

最悪なことに、子どもを正座させてその横で自分はご飯を食べていた。

「お前も食事しろ」

と言われたって、そんな状況では喉を通らない。

食べなければ食べないで今度は夫から怒られるから少量を口に運んでずっと噛んでいた。

心の中で子どもに謝りながら。

夫が寝静まった後、子どもにこっそりご飯をあげようとするんだけど。

大抵は幼い子どもの方が先に寝てしまう。

つまり、その日は夕飯無しで就寝したということだ。

最初はポツリポツリとそういう日があり。

大きくなるにつれて段々と増えていった。

小学生になると、休日は1食しか食べられないことも。

そういう偏狭な考え方によって子どもが受けた影響は計り知れない。

算数が出来なければ、まるで『出来損ないの無価値な人間』のように扱われ・・・。

段々と自信を失くした子どもは夫の顔色ばかり窺うようになった。

算数以外は成績が悪くても許されていたのか?と言うと、そうでも無い。

他の教科も成績が悪ければ罰を与えられた。

小学生の子どもに理系か文系かだなんて言われても、まだどちらに進むかも分からない。

それを夫は認めず、子どもに選択する自由は一切与えられなかった。

2025年11月1日土曜日

別居して初めて夫の収入を知った私

被害者意識の強い夫

身バレが怖くて色々とボカしているが夫は専門職だ。

本気で仕事をすれば、それなりに稼げる。

だけど働いていない期間が長かったし、これからもあまり働く気はなさそうだった。

だから、

「お前の経済力では子どもを任せられない」

と言われた時には反論した。

「これからもずっと働き続けて一生懸命養っていくつもりだよ」

そう伝えたら夫の顔色がみるみる変わり、声を荒げながら

「お前がどんなに一生懸命働いたって俺と同じレベルで稼げねーだろ!」

と言ってきた。

確かに同じレベルというのは不可能かもしれない。

でも、夫の無職期間を考えたらトータルではそれほど変わらないのではないかと思った。

ただ、そんなことを言えば更に怒らせるだけなので黙っていた。

その時、私は『そー言えば夫のお給料の額を知らないな』なんて考えていた。

結婚してからも財布を任されたことはない。

明細を見せてもらったこともない。

本人の口からざっくりとでも額を教えてもらったこともない。

だから『たくさんもらっている』と言われてもピンと来なかった。

私たちの場合、こういう普通の会話でも怒らせてしまうことがある。

夫の被害者意識が驚くほど強いからだ。

話し合いの中で貶めるようなことは一切言っていないのだが、私の『働き続ける』という言葉に反応し、

「それは俺への嫌味なのか!」

と怒っていた。

暗に無職であることを非難されていると感じたようだ。

そのつもりがなくても、こうやって勝手に『傷ついた!』と騒ぐことが多くて非常に気を使った。

これじゃあ意見を言うことも躊躇ってしまう。

一緒に暮らしていた頃は毎日が夫の機嫌との闘いだったので多少の慣れがあった。

でも、離れてそういった煩わしさから解放されている間に察知する勘のようなものが薄れてしまったようだ。


夫から見せつけられた給与明細

その日、何と夫は給与明細を持参していた。

もちろん私が求めたものではない。

見せつけるために持ってきたのだろう。

あるいは、私との差を分からせるために用意したのか。

どちらにしても、『俺の方が有利だ』というのを示したいんだなと思った。

『見ろ!』と言わんばかりにテーブルの上に無造作に置かれた夫の明細。

思わず二度見してしまった。

上の段の総支給額に目がいったのだが、その額は私の倍以上だった。

あんなにブランクがあり、久々の就職だったのに。

私なんて産休+育休の1か月くらいしか休んでいない。

もう少し自宅で子どもを見たかったけど、夫から

「復帰が遅くなると働くのが嫌になるぞ」

と釘を刺されて、早々に復帰した。

もう既に辞めてしまったとは言え、やっぱり夫の方が稼ぐのだということが明確になった。

思わず、

「凄い・・・」

とポツリと呟いたら、自慢げに

「その前は、もっと貰ってたよ」

と言い、

「これを見たら自分がどれほど無謀なことを言っているのか分かるだろ」

と呆れているようだった。

夫と話していると酷く落ち込むことがある。

『何もできない無能な人間が自分の要望ばかり語るなよ』と言われているようで、途端に自信を失くした。

子どもの進路-理系以外は認めない!と言うモラハラ夫

文系を見下し、全否定 子どもが元気で楽しく過ごしている姿を見ると、しみじみと幸せだな~と思う。 親だから色々と欲は出てくるが。 結局は元気で居てくれるだけで良い、という所に落ち着く。 それが夫には理解できないようだった。 親なら子どもを『もっと高い所に』と思うのは当たり前だろう?...