2026年1月23日金曜日

子どもに伝えるタイミングに迷う

その日は本当にやってくるのか

数日経っても、

私はまだ信じられずにいた。


あの夫が、

自分から「出ていく」と言うなんて。


けれど、その後に届いたメッセージを見て、

ようやく現実なのだと実感した。


「今、荷物の整理をしているから

もう少し待ってください」


その言葉を見て、

やっと夢ではないのだと感じた。


そうなったら、

こちらも準備をしなければならない。


荷物の整理だけでなく、

子どもへの報告も。


この話をしたら、喜ぶだろうか。

それとも、戸惑うだろうか。


そんなことを考えながら、

私は伝えるタイミングを探っていた。


こんな状況の中で、

ふと頭をよぎったのは、


――本当に、このまま出て行ってくれるのだろうか。


そんな、ネガティブな考えだった。


これまでにも、

散々期待を持たされては、翻されてきた。


実行されるまでは、

どうしても信じ切ることができなかった。


もし、ぬか喜びになってしまったら。

また、子どもをがっかりさせてしまう。


先輩も、この件については、


「もう少し待ってから伝えたら」


と言ってくれていて、

やはり確定するまでは伏せておこう、

という話になった。


夫が「俺から伝えさせて」と・・・

あえて、伝えずにいたのに。


夫が突然、

「俺から伝えさせてほしい」

と言い始めた。


この時点でも、

私は夫を信頼していなかった。


だから、

変なことを吹き込まれたらどうしようと、

気が気ではなかった。


「私から伝えたい」

そうお願いしたけれど、

聞き入れてもらえなかった。


そうだ。

この人は、いつも自分のしたいようにする。


私がどんなにお願いしても、

それが自分の計画に沿っていなければ、

受け入れられることはない。


嫌がる私をよそに、

強引に電話を替わるよう言われ、

結局、夫が直接伝えることになった。


通話中、

子どもはずっと、


「うん」


とだけ、返事をしていた。


電話を切ったあと、

私は恐る恐る、


「なんて言ってた?」


と聞いた。


すると、

子どもはぽつりと、


「パパ、好きな人ができたんだって」


そう言ったきり、

黙り込んでしまった。

家に戻ってから一年が経過

恐怖と隣り合わせで、生き延びた日常 家に戻ってからの一年は、 あっという間だった。 相変わらず夫の執着は止まず、 干渉もなくならない。 義両親も、 本当の意味で味方にはなってくれなかった。 最後に選ぶのは、やっぱり息子。 それがどれだけ理不尽でも、 叶えるために動く。 常に3対1...