2026年3月26日木曜日

久々のお出かけで現実逃避

朝からお出かけ

離婚に向けて、

ようやく動き始めた。


それは喜ばしいことのはずなのに。


会ったこともない親戚が、

話し合いに参加するという。


それを聞いた途端、


また何か企んでいるのではないかと、

疑心暗鬼になった。


気持ちが、沈む。


私の手札は多くない。


できることも、限られている。


想定外のことに、

どこまで対応できるのか。


考えれば考えるほど、不安になる。


家にいると、

過去の記憶まで引っ張り出されて、


息苦しくなる。


それは子どもも同じで、

いつもより口数が少なかった。


このまま一日を過ごしたくない。


そう思って、

子どもを誘った。


外に出よう、と。


少し遅い朝ごはんを食べて、

洗濯を済ませてから、


「お出かけしようか」


と声をかけた。


子どもの顔が、

ぱっと明るくなった。


――ああ。


この笑顔が、見たかった。


「何か買ったら入れるんだ」


そう言いながら、

小さなリュックを準備する後ろ姿。


その様子を見て、


ふと、思う。


こんな状況でも、

幸せだと感じていいのだと。


その気持ちが、

少しだけ自分を支えてくれた。


久々の外食

家に戻ってからしばらくは、

気持ちが高ぶっていたのか、


少しだけ贅沢をしていた。


と言っても、


外食の回数が増えた、

それくらいのことだけど。


それも落ち着いて、

しばらく外食はしていなかった。


だから、

嬉しかったのだと思う。


はしゃぐ子どもを見て、

自分の気持ちも軽くなる。


節約ばかりの日々の中で、


外食は、

ちょっとした特別になる。


息を抜ける時間。


日常から、少しだけ離れられる時間。


少し歩き回って店を探し、


「パスタがいい」


その一言で、

店を決めた。


前から気になっていた店だった。


好みは、意外と似ている。


二人とも、

トマト系を選んだ。


ランチは、二千円弱。


そのあと、

駅の周りを少し歩いた。


天気がよくて、

日差しがやわらかい。


少し贅沢をしてしまった、という気持ちと。


せっかくなら楽しみたい、という気持ちと。


どちらも、あった。


不安定な状況で、

お金を使うことへの抵抗もある。


それでも。


久しぶりの外出は、

思っていた以上に心地よかった。


気づけば、

時間を忘れていた。


歩き続けて、

喉が渇いた子ども。


スーパーでジュースを買い、

自分にはミルクコーヒー。


そのまま、

夕方まで歩いた。


途中で寄った雑貨屋に、

気になるものがあったけれど。


手は出さなかった。


我慢。


今は、まだ。


夕方。


「そろそろ帰ろうか」


そう声をかけた瞬間、


ポケットの中で、

携帯が震えた。


嫌な予感がした。

久々のお出かけで現実逃避

朝からお出かけ 離婚に向けて、 ようやく動き始めた。 それは喜ばしいことのはずなのに。 会ったこともない親戚が、 話し合いに参加するという。 それを聞いた途端、 また何か企んでいるのではないかと、 疑心暗鬼になった。 気持ちが、沈む。 私の手札は多くない。 できることも、限られて...