卒業直前
お義父さんからの手紙や、夫から子どもへの依頼。
それらの出来事は、
間もなく小学校を卒業する
というタイミングで起きた。
準備はあらかた終わっていても、
気持ち的には忙しない。
用意し忘れている物が
何かあるんじゃないか?
中学校に入った後の生活は
どんな感じになるんだろう。
そんな風に
落ち着かない状況の中で、
連絡を受け続けた。
子どもだって
大変だったと思う。
全てを伝えなくても、
一緒に暮らしていれば
肌で感じ取ってしまう。
きっと、また
何か言われている。
それが分かっていても、
全ての意識をそこには
向けられない。
新生活に向かう時期だもの。
子どもにだって
色々考えることがあるのよ。
それを理解しない彼らは、
自分の気持ちを前面に押し出して、
子どもとコンタクトを取ろうとした。
理解できない要求
節目節目の
大事なイベントを
一緒に体験したい。
そんな要求を
はっきりと口にしたのは、
小学校の卒業式が
翌週に迫った時だった。
急にそんなことを
言いだすなんて。
私が驚いたのも
無理はない。
だって、
夫はこれまで
ほぼ全てのイベントを
スルーしてきたのだから。
義両親も、
あまり参加するタイプではない。
彼らにとっては
どうでも良いことなんだ。
何度も断られているうちに、
私もそう思うようになった。
それが、
別居して、
離婚の話し合いをし始めた途端に、
急に『参加したい』と言うなんて。
これまでのことは何だったんだ?
と、非常にモヤモヤした。
子どもにとっては、
パパが一緒に居る時間は
恐怖以外の何物でもない。
大事な日。
思い出に残るであろう日に、
一緒だなんて。
きっと、
受け入れられないだろう、
と思った。
どちらの要求も受け入れて
折衷案を出すのは、
この場合、難しい。
だから、当然だが、
100%子どもの側に立って、
夫たちの要求を遮断した。
