夫が苦しんでいる
手紙に書かれていたのは、”夫が辛い思いをしている”
ということだった。
義両親からすれば息子なんだから、
辛そうにしていたら
気になってしまうと思う。
義実家で過ごす夫は、
急に元気をなくしたかと思えば、
空元気を装ったり。
目まぐるしく変わるようで、
『そんな姿を見ていられない』
という訴えだった。
食欲も低下していて、
かなり痩せたという。
声が小さくなって、
か細い声で話すから、
体を悪くしたのではないか?
と不安になり、
病院に連れて行ったそうだ。
そうしたら、
体の方は特に悪い所はなかった。
ただ、
メンタル面での不調が強く疑われ、
受診を勧められた。
手紙にははっきりとは
書かれていなかったが、
『お前のせいだ』
と言われている気がした。
夫から子どもへのお願い
このようなやり取りの後、
しばらくして夫から
子どもへの伝言を頼まれた。
手紙が欲しい。
それだけだった。
いつも色々と言ってくる夫が、
たった一言。
それ以外の要求や
こちらを責めるような言葉も
一切ない。
この時、
私は想像してしまった。
弱々しくなった夫が
涙を浮かべながら
”お願い”をしている姿を。
夫のことは許せない。
それなのに、
ふと『可哀そう』だと
思ってしまった。
夫との離婚は、
私の中では決定事項。
それでもまだ、
できることがあるのではないか。
そんな風に感じ、
どう対処すべきかが
分からなくなった。
迷っている間も、
お義父さんから連絡が来る。
(夫)は今日は病院に行ったとか。
ご飯をあまり食べないとか。
寝込んでいる、
なんていう話をされるのが
きつかった。
人の心は不思議だ。
いつの間にか、
夫に対して私が加害者のような
気持ちになっていた。
