拒んでも、止まらない
話し合いなどしたくない。夫と”離婚”に向けて
話し合うのなら良いけれど。
その時の状況は、
真逆にいきそうな雰囲気があった。
だから私は拒んだ。
メッセージが届いても
無視をし続け、
いつも通りの日常を過ごす。
そう心がけることで
何とか平常心を保っていた。
でも、
私の弱い心を見透かすように、
夫や義両親は揺さぶりをかけてきた。
メッセージだけなら
まだ良い。
見なければいいだけなんだから。
問題は電話だ。
あまりにもかかってくると、
精神的な圧迫も強くなる。
それを恐れていたのだが、
メッセージを返さないからか、
とうとう電話がかかってきた。
どうしよう。
そろそろ出た方が良いかな。
迷って迷って、
だけど出なかった。
そうしたら、
今度は鬼電ならぬ鬼メッセージ。
内容というか書き方は
とても優しい。
私のことを気遣う内容まであり、
無視をするのも悪い気がしてくる。
そう思っても、
やはり応答できなかった。
その先に続く未来を
想像してしまったからだ。
とうとう家まで来た
ある日、
ポストに手紙が入っていた。
裏を見ると、
お義父さんの名前が……。
最初に手に取った時には、
『誰からだろう』
という所に意識がいっていたからか、
気づかなかった。
でも、
家に入り、
テーブルの上に置いた時に
違和感をおぼえた。
切手が貼られていない。
気づいた瞬間、
思わずぞわっとした。
わざわざ家に来て、
ポストに入れて行ったんだ!
そのことが、
私たちを精神的に追い詰めた。
拒絶しても、
こうやって来られてしまえば
どうにもできない。
きっと、
提案を受け入れるまで
同じ様なことが繰り返される。
半ば諦めにも似た気持ちで、
携帯を握りしめ、
お義父さんにメッセージを送った。
