いつもは元気だけど落ち込むことも・・・
毎日こなさなければならないことは盛り沢山です。
元々はポジティブな性格なので、少しくらい大変だな~と思っても上手くやり過ごすことができます。
でも、時々抱えきれなくなって吐き出してしまいたくなることも・・・。
これって私だけじゃありませんよね。
みんな何もないように振舞っているだけで。
内心は色んなことに悩んでいて、行き詰まることもありますよね。
そんな時に頼りになる人がいれば良いのですが、私には相談したり寄りかかるような相手はいません。
両親ももう年を取っていて、むしろ私が色んなことを気遣ってあげなければならない。
子どもはまだ学生で、重いものを背負わせたくはありません。
ましてや我が家は母子家庭。
ただでさえ両親が揃っている家庭よりも大変なことが多いのに。
これ以上、苦労はさせたくありません。
だから、不安な気持ちになっても一人で何とかしようとしてしまいます。
それで上手く行っている時には『ほらね。私は大丈夫なんだから』と思うのですが、気持ちの切り替えができない時などは本当に辛くなります。
あー、これも自分で選んだ道なのにな。
子どもは私の選択によって色んな制限ができてしまった犠牲者なんだよね。
そんな風にどんどん自己嫌悪に陥る悪循環。
この悪循環から抜け出すためには、心のデトックスをしなければなりません。
そうしないと、どんよりとした気持ちを抱えたまま過ごすことになって、子どもは無用な心配をすることになりますから・・・。
私のデトックス法
ズーンと落ち込んだ時に私が実践しているデトックス法は、ひたすら泣くことです。
なーんだ、そんなことか。
そう思ったあなた、いざ泣こうとした時にすんなり泣くことはできますか?
私は心に負担がかかって段々とそれが大きくなり、抱えきれなくなった時にやたらと涙が出るようになります。
テレビを見ていて涙を流し。
音楽を聴いて涙を流し。
本当にちょっとしたことが琴線に触れて涙が出てくるのですが、それがどうやらサインのようです。
『もう、いっぱいいっぱいになってるよ。そろそろデトックスが必要だよ』
私の体がそう教えてくれているのです。
だから、そのシグナルを受け取ったらあえて涙が出るような映画などをたくさん観ています。
思い切り泣いた後は、自分でも驚くほどスッキリ!
昔はとても泣き虫だった私も、大人になるにつれてめったに泣かなくなりました。
それは、社会に対して鎧をまとわないと生きていくことができないから。
全てをさらけ出して生きて行けるほど強くはありません。
鎧をまとうことで自分の中に最後の砦を作っておき、いざとなったらそこに逃げ込めるようにしている感じです。
普段はそれによって受ける恩恵も多いんですけどね。
傷ついたり悩んだりした時に表に出さずにため込み続けるので、心は段々と疲弊してくるわけです。
まだ大丈夫。
まだ大丈夫。
そうやって自分をだまし続けても、いつかは『もう無理だよ』というタイミングがやってきます。
もし限界なのかな?と思ったら、それ以上頑張らない勇気も必要なのかもしれません。
弱みをさらけ出すということではなく、自分の中で消化するために定期的なデトックス作業をすることが重要なのだと感じます。
穏やかな音楽を聴きながら寝入る時間が幸せ
私は二十代で結婚や出産をし、それからは家族のために生きてきました。
夫がメンタルの病気になった時も懸命に支えました。
だけど、夫にとってはそれが十分では無かったのかもしれませんし、自分の望んでいるような環境が手に入らない焦りを私たちにぶつけていたのかもしれません。
その結果、暴言を吐かれたり無視をされるようになり、長い間耐えてきました。
食事を作ったのにゴミに捨てられたこともありました。
頑張っても頑張っても報われないことがあるのだと、その時に悟りました。
これは私の選択によってもたらされた結果なので、私自身は受け入れなければなりませんが、子どもは違います。
夫の不機嫌の矛先が子どもに向かった時は本当に辛かった。
自分の命よりも大事な我が子に当たるなんて。
大切に思う気持ちは夫も同じはずなのに。
悩んで悩んで頭がよじれそうなほど考えて、だけどもう良い案も浮かばなくて・・・。
これ以上夫とは一緒に居られないと覚悟を決めました。
離婚した後も色々ありましたが、やっぱり笑って暮らせるって最高です。
もう私たちを怒鳴りつけたり不機嫌なため息を吐かれることもありません。
何でも自由に選ぶことができるようになった今、日々小さなことに感謝しながら生きています。
最近のマイブームは穏やかな音楽を聴きながら寝入ること。
目を瞑って音楽の世界に身を委ね、ゆったりとした気持ちで過ごしているといつのまにかウトウトしてきます。
そのままグッスリ寝てしまえば、次の日もまた『今日も頑張るぞ~』と思えるから不思議です。
こんな幸せな時間を過ごせることに感謝しています。
私たちを気にかけてくれる周りの人、優しさをくれる人、本当にありがとう。