2026年5月19日火曜日

夫に進路を決められていく怖さ

夫の考えていることが分からない

父親って、

何なんだろう。


ふとした瞬間、

そんなことを

考え込んでしまう。


子どもにとって、

夫は間違いなく父親だ。

生物学上は。


でも、

血はつながっていても、

心は一番遠い存在なんじゃないか。


そんなふうに感じていた。


せっかく子どもが

頑張って通った塾も、

夫の一言で、

台無しになろうとしていた。


塾を続けて、

中学受験するか。


それとも、


塾を辞めて、

夫の地元の中学に進学するか。


そんな選択肢を突きつけられて、

私たちは絶望した。


頭の中が真っ白になり、

思考は止まった。


どちらも嫌だ。


そう言えたら、

どれほど楽だっただろう。


でも、

面と向かっては言えなかった。


色んな理由を並べて、

のらりくらりと

かわし続けた。


だけど、

何も解決していない。


少しずつ強まっていく

プレッシャー。


追い詰められていく

子どもと私。


段々と、

続ける気力も失われていった。


そしてある日、

私はとうとう言った。


「(子ども)、

 塾辞めるって」


言った瞬間、

少しだけ、

心が軽くなった。


これでもう、

責められずに済む。


その時、

心の中を占めていたのは、


そんな感情だった。


外堀を埋めていく夫

子どもが塾を辞める。


諦めにも似た気持ちで、

私はそれを伝えた。


これで、

引き下がってくれるかもしれない。


そんな期待を、

どこかで抱いていた。


でも、

甘かった。


夫は待っていましたと言わんばかりに、

「じゃあ、

 俺の行ってた中学に通うんだな」

と当然のように言った。


「それは無理です」

そう伝えても、

「でも塾辞めるんだろ」

話は堂々巡りだった。


どうやら夫の中では、

「塾を続けて中学受験する」


もしくは、


「夫の行っていた中学に通う」


その二択しか

存在していないようだった。


塾を辞めて、

今住んでいる地域の中学に通う。


それが自然な流れで、

子ども自身も望んでいる。


なのに夫は、

最初からその選択肢を除外していた。


しかも、

義両親にまでこの話を伝えていた。


困った…。


嫌な予感がした。


このままでは、

勝手にどんどん進められてしまう。


焦った私は、

何か方法はないかと

必死に調べ始めた。


連日、

似たような事例を探したり、

ネットで相談したりしていた。


どうにかしなければ。


そう思うほど、

焦りだけが募っていった。

夫に進路を決められていく怖さ

夫の考えていることが分からない 父親って、 何なんだろう。 ふとした瞬間、 そんなことを 考え込んでしまう。 子どもにとって、 夫は間違いなく父親だ。 生物学上は。 でも、 血はつながっていても、 心は一番遠い存在なんじゃないか。 そんなふうに感じていた。 せっかく子どもが 頑張...